子どもは良いし、家族はいい。
無邪気に外遊びをする子どもはいい。見ていて気持ちがいい。
そして、そんな子どもと遊ぶ両親、そんな家族はもっといい。
人はひとりでは生きていけない。これが言わずもがなので、大前提とする。
その上で、人はひとりでも生きていけるほどに発展した。資本主義によって、分担社会が成立しているからだ。その意味においては、人間はひとりでも生きていける。
けど、それを生きているといえるのだろうか。
たしかにそれは自由で快適で幸福かもしれない。
けれど、誰かと生きるを選んだ方が、その幸せは2倍3倍にもなる。その分、快適さや少しの自由は失われるかもしれない。
でも、手に入るものを考えたら、そんなものは大した価値もない。
つまり、ひとりで生きていけるは、強がりだ。
たしかに生きていけるし、楽しいし幸せだって感じることはできる。
でも、寂しい。
そりゃそうだ。人類はこれまで、誰か生きていくことが、ベースだった。なのに、ひとりで生きていけるなんて、ただの強がりだ。
誰かと関わることで、自分が傷つくことを恐れているだけだ。
そんな臆病で弱い自分を隠すための強がりである。
僕はもう、ひとりで生きていける、だなんて言わないようにする。
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