会社の裏の道はグリーンカレー #6

 

なんでもない日常に目や耳、とくに心を傾ける。

すると、たくさんの学びや気づきがある。

目の前の出来事をどう捉えるかで、仕事への戒めになったり、人生へのモチベーションになったり、生きる意味を取り戻したりと、我々の人生をより良い方向に進めるためのカケラであふれている。

 

そんな素晴らしい世界を日々スルーしてしまっている。

世界をどう捉えるかによって、人生は変わる。改めてそう感じた一週間でした。

揺さぶられる魂

ここ最近とくに、自分の生きる意味について、思考をめぐらせる時間が多かった。

そして、答えは出ているのだけど、悶々と過ごしていた。

 

そんな時、ぼくに強い使命感を覚えさせてくれるのは、保育園児のお散歩である。

先生に手を引かれ、子どもたちが手をつないで、街中を行進する姿に胸を貫かれるのだ。

 

自分は彼ら彼女らのために何か出来たことはあるだろうか。

この子たちが大きくなったときに、生きやすい、生きるに値する素晴らしい世界をつくりたい。

 

そのために書くんだ。

彼らが迷った時に、辛い時に、支えになれるように。

それが自分が子どもたち出来ることなんじゃないだろうか。そして、それこそが、「恩贈り」という人生理念の実践なのだ。

 

とにかく忘れるな。

あの純真無垢な愛おしい子どもたちのために、自分はこの世界に何ができるのかを、常に問え。

 

このような決意というか、一種のリマインドは外へ出ないと見つからない。

 

文章を書きたいなら尚更なのだと改めて痛感した。

積極的に外へ出て、世界を観察しないと、言葉や表現、思想はでない。

世界にしか言葉や物語はないのだ。街の声を聞け。生活者に耳を傾けろ。

 

少し街を歩いただけで、そこら中に物語や思想があふれている。

習い事へ行く子ども。

小学一年生ほどの子どもが習い事へ行く所を、マンションのエントランスで姿が見えなくなるまでお見送りをする母は美しく強い。心配なら送っていけばいいのに、子どもを自立させるために、勇気を持って送り出している。この世界は愛で溢れている。

 

公園で秘密基地を作る子供たち。

あんなにワクワクするものはなかった。これがキャンプなのかもしれない。そういえば、家中秘密基地遊びもよくやった。その基地で寝泊まりするのが、いかに楽しかったか。

 

ガールズバーにハマる人の気持ちが分かった。

ガールズバーのキャッチで擬似体験できた。なんか心の空いてるものが、埋められる気がする。埋まるかも知れないが、それはハリボテである。

 

家の中にいたのでは、新しい発見はない。

新しい言葉も、新しい思想も生まれない。つまり、己の肯定的変革が起き得ない。成長はなく、現状維持しかできなく、それは後退である。

 

目指したい場所へ行くには、外へ外へ行くのだ。

歩くことで世界は180度変わる

車が本社にあるので、歩いて会社へ。

約15キロ。まだ月がでている暗い世界へ。朝焼けが綺麗な虹色の空へ。

 

やっぱり歩くと街がわかる。色んな新しい発見があって面白い。

 

街は身近に自然が少ないと言うがこんなにも、7割くらいは自然である。

それは空。空とのつながりを感じられれば、周囲がコンクリートでも自然を大いに感じられる。

 

家から歩くのは不可能だと思っていた会社までを歩いてみて、腑に落ちた。

どんなに遠いと感じられる場所でも、信念、志、モチベーションを持ち続ければ、言い換えると心が折れなければ、どんなに遠い場所でも辿り着くことが出来るのだと。

あと大切なのは、歩みを止めないこと。

 

いつも車で出社する時は、どちらかというと憂鬱で何も感じない。なんの発見もない道のりが、こんなにも美しくこんなにも刺激的で楽しいとは。

 

鳥たちのさえずり。畑の香り。最高。

山の影に太陽の気配を感じる。ルワンダのムハジ湖を思い出す。

太陽と対面する瞬間への胸の高鳴り。

 

日常にこんなにも感動できることがあるなんて。

車で出勤していたら、こんな感動を覚えず、1日が終わっていたのだ。

なんか太陽から力、元気をもらえて、これから頑張ろうと思える。

車の中でも嬉しいけど、眩しくて嫌だなあと思ってしまいがちの太陽も、徒歩だとこんなにも感激するなんて。

 

目的地が明確であれば、僕らはどこまででもあるける。

かつ、そのルートが明確であれば、なおさら。そして、目的地に辿り着くことが全てではなく、その道すがら手に入るものもたくさんある。

 

田んぼの真ん中を歩いていると、ふと思う。

人間なんだなあ。賢くある偉くとかそんな必要ない。ぼくたちは地球で生かしてもらっている人間なのだから。

 

ずっと行きたかったパン屋にも行けて、もう最高。

早起きは徳しかない。

 

この感動は初体験だからなのか。どうなのか。

また体感できるのだろうか。

 

この焼畑の匂いがいい。

小学生のかわいさよ。ぼくたちはどの段階で素直さを失うのだろうか。

いくつになっても素直さを持ち続けていたい。

 

そんなこんなで、目的地である会社に辿り着いた。

約三時間のジャーニーだった。その旅路で得られてものは、かけた時間以上に大きかった。

 

いちばんの収穫は、会社の裏の道はグリーンカレーの匂いがする、ということ。

これは知らなかった。歩いて出勤しなければ、一生気づくことがなかった。

 

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