先週のフォークリフト講習がようやく終わったと思ったら、中型免許の教習が始まった。
フォークリフトの練習もすこぶる下手だった。改めて、運転が苦手なのだと認識することになった。昔から操縦系は得意でない。ゴーカートもそうだったし、ゲームもそうだった。
その中、10年ぶりくらいに乗るマニュアル車。しかも中型だからデカい車体。加えて雪道。国家級の一流スパイでもお手上げ案件である。
今週は、1度だけ自動車学校の場内で教習があった。
震えた。冷汗びっしょり。心臓がいくつあっても足りない。中型自動車の運転なのだから、その大きさに気をつけて運転しなきゃなのに、マニュアル車のギアチェンジに全神経とられる。そして、脱輪しそうになり、エンストしまくる。
マニュアル車を運転するって、人間生活の中でも非常に高度な作業に分類されると思う。
左手右手左足右足でそれぞれの役割を担い、かつ前方左右後方に注意したり未来予測したりする。それが己や誰かの命に直結する。そんな競技なんてない。
とか、ごちゃごちゃ述べたが、やるしかないのだ。中型自動車からは逃れられない。仕事で運転するのだから。それに会社で取れせてくれるのだから、有り難く取得したいものだ。
繁忙期で週一回しか教習は入れられないらしく、自身も出張が続き、4月中旬に取れるかどうかである。最善を尽くす。
中型免許という目先の難題に取り組んでいるおかげで少し注意が逸れているが、実は今、人生のターニングポイントな気がしている。それは、そもそも仕事自体の意味意義を失っている。
昨年は入社して必死に喰らい付いていたのと、忙しくてそんなことを考えるヒマもなかった。
が、オフシーズンかつ少しだけ余裕ができた現在。何のために働いているのか、その根本が大きく揺らいできた。
客観的に見ると、今の仕事、会社は素晴らしいし面白い。しかし、主観的に見ると、自分に向いていないし、面白くない。そんなもの甘えなのも知っている。
でも、人生はどこまでいっても主観的なものである。
自分の人生理念で恩贈りと、会社の経営理念は一致する部分があり、方向性は同じであった。だから、入社前はどんな仕事でもやりがいを持ってできるし、やるという意気込みであったし、本気でそうなると思っていた。
けれど、そうじゃなかった。モチベーションや意義はなく、日々ただただこなすだけ。
これは、どの会社に所属していても陥っていた人生の危機なのだと思う。
自分が本当にやりたいことと、形而上での一致だけでなく、形而下で一致も必要だという事。
今いる場所で、形而下での一致を発掘ないしは創造するしかない。
そうして、いい意味で自分を騙すのだ。
目下の中型免許取得という難題に苦しみながらも、仕事そのもの意義、現在の自分に疑いをかける根本的な問題にも立ち向かい始めた週となった。
すっきりはしないが、悩んで考えたらいい。
とても良い機会である。自分と向き合い、答えを出していく営みは尊い。ポジティブな展開である。悩み苦しみながら、歩み続けていく。
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