少年よ、今すぐ逃げろ

 

ファミマの少年よ、今すぐ逃げろ。

 

なんか申し訳ないことをした。

名札にトレーニング中と書かれた未だこのコンビニで働き始めたばかりだろう大学一年生くらいの少年に、宅急便をお願いしてしまった。

 

もちろん、彼はやり方が分からずに、店長らしき人物に聴きにいく。

途端、怒号が飛び交う。なんで出来ねえんだと怒られる。そりゃ出来ないよ、初めてなんだし聞いたっていいだろと思う。彼の気持ちになってしまい、こっちが凹む。傷つく。

とっても悲しい気持ちになって、早くこの空間から出たいと強く思う。

 

そのファミマは家から最も近いのだけど、店長や店員さんの雰囲気が悪く、元々あまり行きたくないコンビニであった。

これまで別に何かあったわけではないのだけど、ついにもう二度といかない理由ができた。

 

別に自分に対して何かされたわけでは決してない。

でも、誰かが目の前で理不尽に怒られ、傷つき悲しんでいる場所には行きたくない。店長らしき人物の「遅くなって、すみませんね」と客にはぺこぺこするその姿に吐き気がする。

コンビニだから、飲食店だから、なんてそんなもんだよ、なんて免罪符にもならない。それでパワハラや質の低いサービスを許すなんてありえない。ぜったいに良くない。

 

みんな心のある人間である。

なぜ人に対して、世界に対して、優しくなれない人もいるのだろう。お互いを想いあった方が幸せだし、楽しい。なのに、なぜ歪み合うのだろう。不思議で仕方ない。

 

もちろん、それぞれの背景がある。

でも、ほんの少しだけ人に優しくすれば、世界はどんなに居心地のいい場所になるだろう。

自分はぜったいに世界を優しく温かいものにする側でいたし、他人は変えられないけど、少しでも人に優しく世界を優しく変えられるような仕事をし続けていきたい。

 

何も変えられないかもしれないけど、誰か救いや助けになりない。心の底からそう願い、文章を綴っているし、生きている。

だから、この文章がファミマの少年に届いて欲しい。

 

とにかく、今すぐにそこを辞めなさい。

 

たかがアルバイトなんだ。心すり減らして、そんな人の心も分からない人間と働いて、良いことなんて一切ないし、学べることも得ることもない。

もし、あえてそういう人間と働き、そういう人間と上手くやる方法を会得するために、そこで働いているというなら、これ以上なにも言わない。未来に向けて素晴らしい精神力だと褒めたい。

 

しかし、びくつきながら働くあなたは、そうは見えなかった。

だから、何度も言う。早く辞めなさい。こんな地方ならアルバイト先なんて無数にある。どうしてもコンビニがいいなら、別のコンビニにしたらいい。

 

若くて働く意欲のある人材を欲し、温かく歓迎してくれる場所なんてたくさんある。

人生が楽しくなり、学ぶことも多く、それこそ未来の種になりうる職場がぜったいにある。

 

世界には、残酷で汚い一面もあるけれど、慈愛にあふれ美しい一面もある。そのことを知ってほしい。

世界は温かく美しい。あなたを愛し、受け入れてくれる人がいる。

だから、信じてほしい。しなやかに生きてほしい。心からあなたの幸せを願っている。

 

だから、今すぐに辞めなさい。

ぼくはもうそのファミマに行かないと決めた。だから結末は知り得ないのだけど、あなたが別の場所で笑顔で朗らかに働いていることを祈っています。

 

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