BBQに引き続き、チャレンジしたかったアウトドア、焚き火。
休日に自宅の庭で焚き火ができるなんて、最高の環境です。
実は、この写真は2回目の様子。
なぜなら、ルワンダでのはじめての焚き火は、大失敗に終わったからです。
玄関の前にある地面がコンクリートになっている箇所に木を組みます。火を起こして、「焚き火は最高やな」と悠長に眺めていました。
すると、ときおり聞こえたくる破裂音。
木があんまりよくないのかな、ルワンダの木はよく爆発するんだなと感心してました。
すべての薪をくべ、もうこれでおしまいかと感傷に浸っていると、
バコーンという音とともに宙に舞う木々。あらわになったコンクリートはぼろぼろに。
ここで初めて破裂音の正体に気づきました。そして、熱でコンクリートは割れるということを学習した1回目。
その反省を生かして、ゴミ処理場にしている庭の一角で行います。
焚き火って、いろんな組み方があるんですね。「ティピ型」「井桁型」「放射型」「差し掛け型」「ハンター型」。
今回は林間学校でおなじみ「井桁(いげた)型」に挑戦してみることにしました。
キャンプファイヤーです。否応でも気持ちが昂ぶってきます。
他にも、火がつくのに苦戦した前回の反省を大いに活かします。乾いている木を選び、ルワンダの着火剤である豆の木も用意。
その成果もあり、いとも簡単に火がつきました。
キャンプファイヤーの組み方ってこんな燃えるのと、仕掛けた本人が引くほどの大炎上。もはや火事です。
突然の火柱に驚いた隣のルワンダ人も出てくる始末。
「なにやってるんだ?」と、ルワンダ人は不思議がっています。
焚き火だよと答えると、「なんのために?」とさらに困惑。変なジャパニーズが謎の儀式でも始めたかと思ったのでしょう。
リラックスするためだよと伝えると、グッドと言いつつ首を傾げて家へと戻っていきました。
「差し掛け型」というスタンダードだ焚べ方に戻しても、勢い変わらない。
組み方の問題ではなく、ルワンダの木がよく燃えるんだとなという結論に至りました。
とにかく、焚き火はいいですね。
炎もですが、ロケーションが最高です。
余計な灯や障害物のない空に広がる満天の星。遠くから聞こえてくる心地よいルワンダ人の歌声。庭にそびえつ生命力あふれるとうもろこしたち。
焚き火と星と歌声ととうもろこし。
これで、もうじゅうぶん幸せ。これ以上ほかに何がいるというのだろう。自然って素晴らしい。
見ようとしてなかっただけで、星たちは最初からずっとそこにあった。
炎がルワンダの風にはためく。火の粉が上がり、夜空に溶けていく。彼らが星になるのかもしれない。
こんな痛いことも平気で言えてしまうほど、酔わせてれるのが、焚き火なのです。
ぼくはこの日、ルワンダで見た景色を生涯忘れることはありません。自宅の庭でする焚き火は、極上の体験でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!!
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