「バラの一生は、どの瞬間をとっても完璧である」
アメリカの思想家、エマソンの言葉である。
未完で完璧なのだ。
この言葉はぼくたちに勇気を与えてくれる。
どの瞬間も完璧なのだから。
今の自分も完璧で、1年前の自分も完璧で、3年後の自分も完璧。
それは、完璧な人間という意味ではない。
常に未熟である。未熟で完璧なのだ。今の未完成な自分でいい。それで完璧なのだ。
バラがツボミのとき「まだ花が咲いてない」「まだバラじゃない」と決めるのは、周りの人間だ。周りが勝手に決めたのだ。
でも、バラからすれば、そのツボミの瞬間も、バラだ。
「まだ花が咲いてない」とか「まだバラじゃない」とか、じゃないのだ。バラなのだ。
どの瞬間も未完成で、完璧なバラなのだ。
まだ、言葉もしゃべれない赤ん坊のとき、完璧だったように。
今も、そのままで完璧なのだ。
ぼくたちの一生もバラと同じで、どの瞬間も完璧なのだ。
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