レゾンデートルとは、存在価値という意味である。
そう、レゾンデートルとただ言いたいだけである。
コンビニの存在価値は変化しています。
これまでは「便利さ」が価値を生み出していました。
しかし、これからの時代は違います。
これからは「つながり」です。
つまり、コミュニケーションの場としての役割を担っているのです。
アリストテレスは言いました。
「人間はポリス的動物である」であると。
そう、アリストテレスとただ言いたいだけである。
人間は一人では、生きていけません。
自分ひとりで、食料を確保し、家を建て、服をつくることは極めて困難です。
だからこそ、人々は協力し合って生きていく必要があります。
衣食住の繋がりだけでも、生きていけません。
人間は、物理的なつながりだけでなく、精神的なつながりも必要です。
そうでなければ、ツイッターやフェイスブックといったSNSは、ここまで発展しなかったはずです。
コロナウイルスの影響で、リアルでのコミニュケーションが減少する中、人々は小売店や飲食店に「つながり」が求めています。
人とリアルで触れる接客の価値は、確実に上がっています。
「今日もブレンドコーヒーのSサイズでよろしかったですか?」と一言かけられるだけで、わざわざそのカフェを選びたくなります。
たとえ、顔を覚えてもらえていなくとも、「ありがとうございました」と笑顔で元気よく言われるだけで、またそのコンビニに行きたくなります。
そんな経験はありませんか?
同じ時間を過ごすなら、あの店で過ごしたいんです。
同じものを買うなら、あの人から買いたいんです。
店舗は、商品やサービスで差別化を図るなら、接客に力を入れた方がはるかに強い武器になります。
だって、世界に一人だけの、唯一無二のあの人から買いたいんですから。
これからは、消費者と「つながり」をつくれる店舗が生き残る時代になると思います。
コロナウイルスが流行する中、営業をしてくれている店舗に。そして、そこで働いてくれている店員さんに「ありがとう」と一言かけらていますでしょうか。
理不尽な客に罵られても、私生活で辛いことがあっても、変わらない笑顔をくれる店員さんに。
いまこそ心を込めて、感謝を伝えたいものです。
そう、感謝しようとただ言いたいだけである。
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