ピエロになるな #5

 

春が近づいている。

長かった新潟の冬。ようやく温かく朗らかな季節がやってくる

 

そんな陽気な気候の予兆と共に、志はブレていなかったけれど迷走していた人生にも、麗らかな光を感じられた週だった。

すべて天気のせい

久々に新潟が晴れた。しかも2日連続で。

晴れているだけで、こんなにも気分が違うのか。

 

憂鬱の一要因は間違いなく天気だろう。主要因ではないだろうが。

なんだかここ最近、ワクワク感というか、生への喜びを少しも感じなくなっている。ここをどうにか突破したい。そのためには、思考を続けるしかない。

 

つまり、今の自分を哲学するということ。

 

哲学とは、真理を求めて問い続ける姿勢である。その姿勢そのものが哲学である。答えを出すことが終着点ではない。どうにかして絞り出した答えも、少し経つと陳腐になる。

だから、ぼくらは人生を、自分を哲学し続けなければならないのだと思う。

 

ここまで人生を拗らせる魔力を携えているのが、新潟の空なのだ。

と、すべて空のせいに出来たら、どんなに楽なことか。だって、晴天率の高い地域に移住したら、すべて解決するのだから。晴れていたら、人生死ぬまでハッピー。そんな簡単にはいかない。

 

簡単でないから、人生は面白いのだ。

だって、すべてが自分の思い通りになっていたら、退屈で仕方ないはずだ。贔屓にするフットボールクラブが毎シーズン全勝で優勝していたら、魂を震わせて応援しなくなるはずなのだ。

 

勝つときがあれば、引き分けや負けることがあるからこそ良いのだ。

人生も上手くいくとき、いかないときがあるからこそ、魂震える瞬間に出会えるのだ。

 

心の底から縦に首を触れない現状にいる自分に言い聞かせるように綴る。

ピエロになるな

ほんとうに有難いことに、職場で人からイジってもらえることがある。

「やめてくださいよー」と言いながら、内心”やめないでくださいお願いします”と叫んでいる。かまってもらえるのが、とっても嬉しいのだ。

 

しかし、同時に強い焦燥感に駆られる。

 

理由は明確である。

オフの場で脚光を浴びる分だけ、オンの場でも脚光を浴びることを意味するからだ。

 

オフの場で少し注目されているくせに、仕事をさせてみたら、てんでダメ。

そうはぜったいになりたくない。けど、現状は開けてみたら、ぜんぜんダメじゃん状態である。情けないし、悔しい。

 

逆であれば、素晴らしい。

仕事バリバリできるのに、オフでもイジられている。このパターンなら、誇り高くイジられる。

そしてこの式は、仕事バリバリできる、オフではイジられない。これでも成り立つのだ。

 

つまり、こういう事である。

自分よ、早く仕事が出来るようになれ。以上。

 

ピエロなんかになるな。

ただおどけるだけのピエロになるな。深い自信と高い誇りを持って、おどけるピエロになれ。

 

この一年が本当の勝負である。

己と闘え。怖がるな。恐れるな。新しい自分へと常に変化していけ。

 

あと、決めの問題である。

覚悟を決めろ。腹を括れ。

 

ぜったいに現状に満足するな。

ただ、深刻ならず、今日できることを一つずつ積み上げていく。

 

かくして、独り故郷から離れた地で、日々己と闘っております。

こんなにもぐるぐると拗らせまくっている人間もおります。

 

だから、みなさん安心してください。あなたは大丈夫です。

 

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