厳重なロックダウンの始まりを告げる雨|170日目〜176日目|page.26

 

7月に入り停滞していた中、一筋の光が差し込みました。

自分のやっていることに少しでも意味があったのかと、思える瞬間が訪れたのです。

それは、支援しているベーカリーのことでした。

 

舞い上がっていた最中、すぐにどんよりした雲が立ち込めます。

これまでより厳しいロックダウンが、始まろうとしているのです。

すべてが無駄だったわけではない

左:シナモンロール・中央:ロールパン・右:アマンダージ

7月に入ってから、なかなかモチベーションが上がらないでいました。
ルワンダに戻ってきて3ヶ月経ったリアルな心境|163日目〜169日目|page.25

 

新型コロナウイルスの影響ではなく、単純に自身の進める活動の行き詰まりが原因です。

 

何を試しても、上手くいかない。

時間も、出来ることも限られている。

 

そんこんなで、現状できうる打ち出はすべて試みたような状態でした。

再度、動き出すエネルギーが枯渇してしまっていたのです。

 

とはいえ、何もしないわけにはいきません。

 

とにかく足を動かそうと向かった支援中のベーカリーで、ぼくの心を力を注いでくれる変化がありました。

 

それは、主力商品のシナモンロールの値上げでした。

 

支援開始当初から、値付けがおかしいことを指摘していました。

オーナー側も、安すぎることは理解しており、値上げすることには同意していました。

 

もともとシナモンロールは、100ルワンダフラン。

どこでも買えるアマンダージという球体のドーナツも、100ルワンダフラン。

 

この二つが同じ価格で販売されているのは、どう考えてもおかしいのです。

 

シナモンロールを作るには、オーブン等の設備が要りますし、材料もシナモンや砂糖とアマンダージよりも多いのは明らかです。

 

そして、この地域でシナモンロールを販売している店は一つもありませんでした。

 

値上げしない理由はありません。

2倍ないしは3倍にしてもいいとすら思っていました。

 

ところが、ルワンダ人は、200ルワンダフラン以上は出さないと言うのです。

それで結局、100ルワンダフランのまま販売を続けていました。

 

シナモンロールの粗利を計算してみると、100ルワンダフランでも、そこまで悪い訳ではなかったので、仕方ないかと諦めていました。

 

それが今週、訪れると200ルワンダフランになっていたのです。

え? ついに値上げしたの? と思わず、飛び跳ねました。

 

すると、店主は笑顔で、イエスと言うではないですか。

販売個数は落ちてないか聞くと、これまでと変わらないと言うのです。

 

これは大きな一歩です。

 

これは嬉しかった。

自分が来たことで、少しでも好影響を与えられたのかなと思えて、嬉しかった。

 

この値上げで、店の経営が改善することが目的なので、実際にはここからが勝負です。

さらなるロックダウン

店内に人をいれないようにするロープ

ぼくの歓喜とは裏腹、新型コロナウイルスは止まることを知りません。

 

7月から、ぼくの暮らすルワマガナは、ロックダウンしていました。

とはいえ、町に出ればロックダウン前と変わらない日常。なんら変化はありませんでした。

 

ゆえに、新型コロナウイルスの感染者数は減りませんでした。

 

それはそうだよなと思っていると、もう一段階厳しい措置が敷かれることなりました。

 

これまでは、不要不急の外出禁止というだけで、住民たちはロックダウン前と変わらぬ生活を送っていました。

かくいう、ぼくもこれまで通り活動ができていました。

 

医療や食料調達以外の外出禁止。

それらに従事する人以外は仕事にもいけません。

つまり、ぼくは支援にいくことができませんし、そもそも支援先も営業していません。

 

実際には、どこまで厳重なのかは来週になってみないとわかりません。

さすがに今回は、これまで通りとはいかないはずです。

 

なので、大工や溶接工、靴職人、米農家、自転車タクシーといったのコーペラティブへの支援は一時休止です。

 

ただ、エッセンシャルな仕事は閉鎖しません。

ベーカリー、炭屋、レストランといったビジネスオーナーたちの支援は続けられそうです。

とはいえ、できて挨拶する程度でしょう。アドバイスをしたり、話を聞いたりと長居するのは難しいかもしれません。

 

政府が定めた短縮した営業時間の17時をすこし超えてしまっただけで、炭屋のジョナスは警察署に4時間勾留されたとか。

長話しているのが、見つかったら警察署に連れて行かれるかもしれません。

 

一層厳しくなった通達が政府から出された日には、この状況を象徴するかのような豪雨。数カ月ぶりでした。

 

外に出ようもんなら容赦なくお縄なのか、それとも、また大したことないのか。

どうなることやら。だいぶ雲行きが怪しくなって参りました。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!!

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