ぼくらに超えられない夜はない
人間は期待された通りに成果を出す傾向がある。 この心理学的行動を、ピグマリオン効果と言う。 ピグマリオン効果についての有名な実験がある。 無作為に選ばれた生徒が優秀だと知らされた担任が、ランダ...
エッセイ人間は期待された通りに成果を出す傾向がある。 この心理学的行動を、ピグマリオン効果と言う。 ピグマリオン効果についての有名な実験がある。 無作為に選ばれた生徒が優秀だと知らされた担任が、ランダ...
エッセイぼくたちはどの瞬間に大人になるのだろうか。 ビールは喉で飲むのだと大学の後輩に語り始めた時だろうか。 それとも、本音を語れなくなった時だろうか。 幼いころは世間の目なんか気にせず...
エッセイモテたい。 全男子における至上命題である。 悲しいかな、この想いが強ければ強いほど、永遠不変の真理から遠ざかっていく。 自分のモテなさ具合はすごい。ご先祖様に土下座して謝りたいほど。「我モテず...
エッセイレモングラス売りの少女が、ぼくの「生」を大きく揺さぶってくる。 彼女たちを目にすると、自分なんて木の蜜にたかる虫ケラでしかないと思う。 お前はこの世界で本当に生きていると言えるのか、という問い...
エッセイ外国人に対してお金をくれというのは、この国の文化なのだ。 だから何の問題もないと、誇らしげにルワンダの友人は語ってくれた。 ルワンダ人がぼくたち外国人を見ると「お金をくれ」と言うのは、リスペク...
エッセイぼくたちは知らぬまに世界が公正であるかのように生きている。 そんな人間の思い込みを、メルビン・J・ラーナーという人が「世界公正仮説」と唱えた。 この公正世界では、すべての正義は報われ、すべての...
エッセイ自分の未熟さを痛感するとき、決まって思い出す夜がある。 ぼくには歯がなかった。 その衝撃の事実を知ったのは小学校高学年のときだった。中学生になろうとしているのに、前歯がまったく生えてこなかった...
エッセイどこで人はひねくれるのだろう。 イギリスの哲学者ジョン・ロックは生得観念なんて存在しないと言った。 神が存在していると、生まれながらに魂に刻まれているわけではない。 人はもともと...
エッセイ人間関係はもろい。 育むのは大変なのに、壊すのは一瞬だ。こんなにめんどうなものはない。 その煩わしさの向こう側へ連れていってくれるのは、愛である。 ルワンダで生活していて、一度だけ言い争いをし...
エッセイ歪んだメガネをかけて、自転車で爆走するのは危険だ。 外から見ると明らかにおかしいのに、メガネをかけている本人はなかなか気づかないものである。 ある日、支援先を回るために自転車を漕いでいた。 町...