「SDGsのゴール5」についてカンタンに解説していきます!
【SDGs】ゴール5:ジェンダー平等を実現しよう
ゴール5:ジェンダー平等を実現しよう
ジェンダー平等を達成し、すべての女性・女児のエンパワーメントを行う
女性のエンパワーメントとジェンダーの平等は前進しましたが、女性・女児は依然として世界各地で差別と暴力に苦しんでいます。また、雇用機会の不平等が大きく、労働市場でも男女間に格差が見られます。
女性が発言力とリーダーシップを高めることは、女性と女児に対するあらゆる形態の差別を終わらせ、持続的な開発を進めるうえで欠かせない要素です。
現状
- 全世界で7億5000万人の女性と女児が18歳未満で結婚し、30カ国で少なくとも2億人の女性がFGM(女性器切除)を受けている。
- 18カ国では、妻が働くことを夫が合法的に禁止でき、39カ国では、娘と息子の相続権が平等ではない。
- 女性・女児の5人に1人は、直近12ヶ月以内にパートナーから暴力を受けている。しかし、女性を家庭内暴力から守る法律がない国が49カ国ある。
- 世界では、女性は男性に比べて約20%近く賃金が低い。
- 女性の政界進出は進んだが、女性国会議員の割合は23.7%と、男女同数にはほど遠い。日本では約1割で193カ国中166位である。
- 世界の女性管理職比率は27%で、日本では12%となっている。
ターゲット
5.1)あらゆる場所におけるすべての女性および女児に対するあらゆる形態の差別を撤廃する。
5.2)人身売買や性的、その他の種類の搾取など、すべての女性および女児に対する、公共・私的空間におけるあらゆる暴力を排除する。
5.3)未成年者の結婚、早期結婚、強制結婚および女性器切除など、あらゆる有害な慣行を撤廃する。
5.4)公共のサービス、インフラおよび社会保障政策の提供、ならびに各国の状況に応じた世帯・家族内における責任分担を通じて、無報酬の育児・介護や家事労働を認識・評価する。
5.5)政治、経済、公共分野でのあらゆるレベルの意思決定において、完全かつ効果的な女性の参画および平等なリーダーシップの機会を確保する。
5.6)国際人口開発会議(ICPD)の行動計画と、北京行動網領およびその検証会議の成果文書への合意に従い、性と生殖に関する健康と権利をだれもが手に入れられるようにする。
5. a)女性に対し、経済的資源に対する同等の権利、ならびに各国法に従い、オーナーシップおよび土地その他の財産、金融サービス、相続財産、天然資源に対するアクセスを与えるための改革に着手する。
5. b)女性の能力強化促進のため、情報通信技術(ICT)をはじめとする実現技術の活用を強化する。
5. c)ジェンダー平等の促進、ならびにすべての女性および女児のあらゆるレベルでの能力強化のための適正な政策および拘束力のある法規を導入・強化する。
取り組み事例
薬樹株式会社のゴール5への取り組み事例を紹介します。
薬樹では、ママ社員が働きやすい環境づくりを行っています。
育児世代の女性が働きやすい環境の創出と、ママであることを活かした地域の方へのサポートを目的とした薬局をオープンしました。
この店舗では、短時間勤務を可能にする制度などママ社員が無理なく育児と仕事を両立できる環境をつくっています。また、おむつ交換台の設置や健康アドバイスをするなどママさんに配慮した店舗づくりもしています。
日本はSDGsゴール5のジェンダー平等において、世界と比べて大きく遅れをとっています。その中で、薬樹のように女性が働きやすい環境をつくるような取り組みが、より女性が活躍しやすい国へと繋がっていくはずです。
いま私たちにできること
- 家事をする。
性別に関係なく、みんなで家事をしよう。
- 仕事は男女平等でやる。
男女関係なく、役割分担しよう。
- 女性が活躍できる環境をつくる。
育児休暇や時短労働制度を導入するなど、働きやすい環境をつくろう。
- マタニティマークに気をつける。
マタニティマークを付けている人を見かけたら、席を譲るなど配慮をしよう。
ジェンダー平等の実現には、「男性だから」「女性だから」といった偏見を持たないことが大切です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!!
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