新ビジネス始動 (page.10 62日目〜68日目)

 

ムラホ!

大石祐助です!!

 

求められる人財、世の中の真理など、気づかされることの多い週でした。

実際したことは、、、バイクタクシーや仕立て屋のコーペラティブに訪れたり、職場の同僚の仕事をサポートしたり、ワークショップを作ったり、新しいビジネスのミィーティングに参加したり。

特別なことはなかったのですが、深い学びができた1週間でした。

キックオフミィーティング

新しいビジネスのキックオフミーティングに参加してきました!

 

f:id:YusukeOishi:20200315233708j:image

以前、紹介させて頂いた家具のコーペラティブです。200人ほど所属しています。その一人の青年が新しいビジネスを始めたい言っており、コトはとんとん拍子に進んでいきました。事業内容は、家具の修理とメンテナンス。彼と初めてビジネスの話をしたのは、2週間前です。何というスピード感。(家具のコーペラティブ初訪問

 

なぜ彼は新しいビジネスを始めたいのか?

 

どんな想いがあるのか?新しいビジネスを始める上で、大切なポイントになってきます。

 

果たして、なぜなのか?

 

課題を解決したいのだと、彼は語ってくれました。

「ここには技術のある職人たちがたくさんいる。でも、常時50人くらいは仕事がなく、何もしてない状態なんだ。特に若い子たちが」

「新しいビジネスを始めて、若い子を中心に運営していきたい。そうすれば、彼らにも仕事が生まれる。さらに彼らの技術向上にも繋がる」

 

彼の名前はミゼロ。彼はこのコーペラティブの代表でもないし、何ら役職もない。でも、組織のために自ら課題を発見して、解決策を考え行動に移す。この姿には、感心させられました。

 

おそらく、もっとこのコーペラティブをよくできないかな?みんなが幸せになる方法はないかな?と毎日働きながら、必死に考えていたのだと思います。毎日何も考えずに、与えられた仕事を終わらせるのではなく、明日は今日よりも良くできないかな?何か改善できないかな?と。

 

代表とか、責任者だとか、役職があるとかではなくて。自ら気づいて改善したいと思い、自分がリーダーとなり行動で出れることは本当にすごいと思います。こういう人財が求められるんだろうなと。その姿勢からたくさんのことを学ばせてもらいました。

 

日々の仕事に追われて、また明日も同じ繰り返し。そして、1週間。1ヶ月。1年と。あっという間に時が流れていきます。

彼のように思考停止にならずに、考え行動し続けた人とでは、1年経った時、圧倒的な差が開いています。

 

ここ最近、活動に慣れがでてきて、なんとなく仕事を終わらせてしまう日もあります。昨日よりも改善できるところはないか?常に成長を意識して、取り組んでいかなければと思い出させてもらいました。ありがとう、ミゼロ。慣れと飽きには要注意です。笑

 

f:id:YusukeOishi:20200315233918j:image

ミーティングの内容は、新しいビジネスの簡単な説明と、メンバーの名簿登録。僕も自己紹介をさせてもらいました。

 

名簿登録が終わった後は、突如現れた日本人への質問攻め。笑

 

お金を入れてくれるのか?ここで実際に働くのか?日本に連れて行ってくれるの?などなど。

 

今回、同じ敷地内ある溶接工のコーペラティブのメンバーも巻き込んで進めているのですが、こちらでも質問攻めに。ちょっと泣きそうになりました。笑

 

溶接工のコーペラティブの代表から

「どうやって集客したらいいのか?顧客として日本人と繋げてくれないか?新しい機器を買いたいのだけど、どうしたら買えるのか?」

 

わからん。笑

 

こちらの溶接工のコーペラティブに訪れたのは、2回目で、このグループについて何も知りません。

 

なので、「今は分からない。答えられない」と答えるしかなく、回答するたびに、溶接工の代表の貧乏ゆすりが激しく大きくなっていくーー!やばい怒ってる?よな?笑

 

筋肉隆々の溶接工15人ほどに囲まれて質問攻め。帰りたい。早く帰りたい。さすがに泣きそうでした。笑

 

とはいえ、新たなビジネスはスタートしました。現在、売上0、顧客0です。

 

彼は月間1000人を目標にしています。さらに来年には、この地域のメインの通りに支店を出すのだと意気込んでいます。

 

先は長そうですが、彼の新事業を成功させたい。リーダーのミゼロを助けたい。自分にできることを精一杯やってみます。

与えると与えられる

あと今週は同僚のサポートもしていました。同じビジネス振興課の雇用担当のモニカ。ルワンダ人の女性で、いつも僕を見つけるたびに「キブイエ!元気ー?」と一日に何度も挨拶をしてくれます。

 

そんな彼女が何かのリストを作ると言うので、サポートをしてました。僕が16桁の数字を読み上げ、彼女がパソコンに入力するという作業。

 

ひたすら数字を読み上げていると「あなたのセブンは聞き取りづらいわ」そんなこと今まで意識したことなかったです。笑

 

しかし、おかげで大切なことに気がつけました。言語はツールでしかないと実感しました。伝わって初めて意味がある。伝えるためには、どんどん話して、どんどん改善していくのは大切だなあと改めて思いました。この1週間で「セブン」の発音がめちゃめちゃよくなりました。笑

 

他にも良いことがありました。

 

「来週、一緒に色んなコーペラティブに行ってみようか?」という話になりました。今まで、なかなか一緒に外に出たり出来なかったので、嬉しい!!

 

与えると与えられる。心理学で返報性の原理という、何か施しを受けたら、何か返さないと申し訳ないと思うような心理作用がありますが、やっぱり世界共通。心理学って面白い!笑

 

自分のした行動が返ってくる。日本のコンサルタント業界の草分け的な存在の船井幸雄先生は「地球上には鏡の法則がある」と言っています。良いことをすれば、良いことが返ってくる。反対もそうです。悪いことをしたら、悪いことが返ってくる。

 

とても小さなことですが、改めて世の中の真理なのだなあと感動していました。

 

ペンシルバニア大学の組織心理学者が書いた「GIVE&TAKE『与える人』こそ成功する時代」という本でも、「与えること」は大きな成功をもたらすと言っています。

 

世界には3つのタイプの人がいる。真っ先に自分の利益を優先するテイカー、人に惜しみなく与えるギバー、その中間で損得のバランスを考えるマッチャーに分けられると著者は言っています。自分はどうかなと考えさせられました。

 

「自分にまったく利益をもたらさない人間をどうあつかうかで、その人がどんな人間かがはっきりわかる」

 

この一文にはドキッとさせられました。僕も、いつ、どこで、誰ともいても、与える人間を目指して生きています。ただどうしても、まだマッチャーの立場をとってしまうことが多いです。

 

この同僚との出来事を良い機会にして、真のギバーになれるように努めてまいります!

 

本日も最後まで読んで頂きありがとうございました!!

 

シェアしていただけると嬉しいです!!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です