結婚式に誘われた。
職場にいる仲のいい警備員のボスコが結婚式に誘ってくれました。
いつものように出勤すると、突然呼び止められました。
ふだんなら顔パスなのに何故と歪んだ顔で彼の元へくと、120%の弾けんばかりの笑顔で、結婚式の招待状を渡してきたのです。
えっ? 結婚?
結婚式への参加は、ルワンダでやってみたいことリストの一つで、とにかく嬉しかった。
けれど、警備員のボスコはぼくの父くらいの年齢なはず。だいぶ晩婚だな。
まあ、結婚するタイミングなんて人それぞれだもんな。それに一回目とは限らないか。別に何回結婚式を挙げたっていいさ。
いつも警備会社の堅苦しい制服を着ている彼が、白いタキシードを着ているのを想像するとにやけてしまう。今から楽しみです。
職場のデスクで、改めてボスコの結婚式の招待状を開いてみます。
素敵な招待状にうっとり。祝い事はいいですね。
ところが、どこを探しても彼の名前が見つからない。
新郎新婦の欄には、初めて見る名前が綴られています。なるほど、ボスコというのはあだ名で、これが本名かと納得。
すると、小さく書かれたボスコという文字が飛び込んできました。
ん? じゃあ、この結婚するのは誰?
冷静になって、頭から読み返してみると、彼の息子の結婚式であることが判明しました。
いや、息子知らんし。
一度も会ったことがないし、向こうも知らない外国人が来たら困るだろうし。
だって結婚式に、父親の友達がたくさん来たみたいな感じだよな……。
想像してみると、意外にも嫌じゃない。
むしろ嬉しいかもしれない。
ボスコの息子は知らないけど、めでたいし、行きたいから遠慮なく行こう!
友達の子どもの結婚式楽しみ!!
※ワクチン接種のため一時帰国するになり、参加できなくなりました。ほんとに残念。
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