今回は、「SDGs」のキーワードのひとつである「エシカル消費」について簡単に紹介します!
【SDGs】エシカル消費とは?
エシカル消費とは?
エシカル消費(倫理的消費)とは、環境や人権に対して配慮された商品やサービスを買うことです。
これまで消費者は自分たちが使う商品の裏側に、どんな背景があるかにあまり関心を示しませんでした。
しかし、自分で買った商品が劣悪な環境で働く子どもによってつくられていたり、絶滅しそうな動植物が犠牲になっていることがわかると、そうした商品を買わないという選択をする消費者が増えてきているです。
SDGsの17のゴールのうち、とくに「ゴール12:つくる責任つかう責任」に関わる取り組みです。
▼さらに詳し知りたい方はこちら:【簡単】SDGsゴール12:つくる責任つかう責任
エシカル消費の背景
人類は、環境や人権を犠牲に経済発展してきたことは否定できません。企業は利益を追求するあまり、多くの過ちを犯してきました。
例えば、20世紀後半には、日本でも水俣病や四日市ぜんそくといった公害が問題になりました。世界でも、アディダスやナイキの児童労働が発覚した事例もあります。
利益追求を優先し続ければ、地球に限界が来ることは明らかです。安いものを求め続けたた消費者にも責任があるはずです。改めて、企業も消費者も意識を変える必要があるのです。
・アパレル、電子機器の製造委託工場などで行われる強制労働
・カカオやコーヒー、綿花などの農作物をつくる現場における児童労働(強制労働)
・農作物調達における農家に対する搾取
・パーム油などをつくるために行われる熱帯雨林の違法伐採
・原材料工場からの有害物質の垂れ流しによる水質汚染
・漁業資源の持続可能性を超えた乱獲
エシカル消費できること
エシカル消費は、消費者がSDGsに貢献するために、最も実践しやすい行動のひとつです。
ぼくたちにできることを、具体的に見ていきましょう。
- 認証ラベルのある商品を買う(FSC認証、MSC認証など)
- エコマークのついた商品を買う
- フェアトレードの商品を買う
- 地元の商品を買う
- 寄付つきの商品を買う(WFPレッドカップキャンペーンなど)
ぜひ買い物に行った際は、その商品やサービスの背景について考えてみてください。
最後にもう振り返ります。
エシカル消費とは、環境や人権に対して配慮された商品やサービスを選択して買い求めることです。
もちろん、企業につくる責任がありますが、その商品やサービスを消費する、ぼくたちつかう側にも責任があるのです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!
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