成長しようと意気込む鳥に群がるカラス

 

歴史を振り返ると、資本主義と民主主義は現状では、最善の選択なのでしょう。

 

問題はあるものの、世界は大きく進んだ。

けれど、稀に暴走することもあるのです。

 

それが、途上国の賭博場。

 

途上国に賭博場があることが理解できない。

もう少し丁寧に言うと、途上国に賭博場を作るという思考が理解できない。

 

ぼくの暮らすルワンダの地方都市にも、2、3件のギャンブル場があります。

サッカーやバスケットボールの勝敗を予想して、当たれば大金が手に入るというものです。

 

途上国は途上国でも、まだ首都で外国人観光客に対して作られた賭博場なら、まだ分かります。

でも、貧困層がたいはんの地方に賭博場をつくる理由が分かりません。

 

うちの地域にある賭博場は、中国が作ったらしい。

決して中国を批判したいわけではありません。ただ、それを途上国につくろと思った人間の気がしれないのです。

 

企業側にとっても、お金が落ちない地域に賭博場なんか作ってもなんのメリットもないはずです。

 

なのに、なぜ?

 

微々たる額でもお金がほしのでしょうか。そこまでしてお金がほしいのでしょうか。

お金も儲けは悪ことでないし、むしろ良いことです。それだけ多くの人を喜ばしている証だから。

 

けれど、賭博場は違う。

途上国の人にも夢や娯楽をとか言うのであれば、そんなの寝言だ。

 

物乞いをして得たお金を持って、賭博場で一攫千金を狙い、また地べたを這いつくばる。そんな人間は少なくありません。

ギャンブル中毒者をつくりだし、人生そのものを破壊する一因を担っているだけです。

 

貧困層の人々からお金を巻き上げて何になるんだよ。

そんなに稼ぎたいなら賭博場じゃなくてスーパーとか作れよ。

 

そして、集まったお金は、途上国に落ちるのではなく、運営会社のある先進国に吸い上げられるのです。

こんなの発展途上国の発展を妨害する行為でしかありません。

 

途上国で賭博場を見るたびに、ふつふつと怒りが湧いてくるのです。

 

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