エチオピア航空のCAさんにシートをどつかれ、アフリカへ戻ることを実感。
ルワンダに来たばかりの新隊員さんのフレッシュさに、終わりゆく自分の任期を実感。
大好きなルワンダのために、大好きなルワマガナのために。どんなラストが待っていようと、今日一日を全力で駆け抜ける。
それが、ぼくにできる最後の悪あがき。
ラストフライト
ルワンダへのラストフライトを控えて、最後にスイーツを爆食い。
あんこや生クリームとは、しばしお別れです。
とはいえ、あと3ヶ月で再会できてしまうのは、嬉しいような哀しいような。
複雑な気持ちで、カスタードクリームを啜りました。
ホテルで最後の温水シャワーを浴びて、24時間超の大移動に備えて準備万端です。
飛行機に乗り込むと、さっそく機内食。
機内食のあの独特の香りを嗅ぐと、ああ戻るのだなあと実感します。
そして、緊急時の安全ビデオを見ずに本を読んでいると、エチオピア航空のCAさんにシートをどつかれ、ああ戻るのはアフリカなんだなあと実感。
韓国のインチョンとエチオピアのアディスアベバ、ブルンジのブジュンブラを経由して、ようやくルワンダのキガリに到着。
長距離移動の疲労感と協力隊が終わってしまう悲壮感に苛まれながらの、3度目のルワンダ上陸でした。
1ヶ月ぶりのルワンダ
日本とは異なりルワンダでは、入国者に対して14日間の隔離はありません。
空港で受検するPCR検査の結果が出るまでの間だけ、ホテルで隔離されます。
なので、食事はホテルが用意してくれます。
夕食からルワンダ全開。炭水化物パーティーです。
ただ、この炭水化物の山が美味しいのなんの。
やっぱりルワンダごはんは最高です。
任地へ移動する前に1日だけあったので、日本人御用達の大型の中華系スーパーへ買い出しに。
すると、1週間前に到着したばかりの新隊員に遭遇しました。
新隊員のキラキラした溢れんばかりのエネルギーに励まされると同時に、胸が苦しくもなります。
彼らは丸々2年あります。
これから楽しいことも大変なこともあるだろうけれど、異国の地での2年間はかけがえのない経験です。間違いなく人生の財産です。
ほんとうに羨ましいかぎりです。
ぼくたちの隊次は、正直協力隊をしたとは言えない2年間でした。
3ヶ月ルワンダ→1年日本(新型コロナウイルスによる緊急帰国)→6ヶ月ルワンダ(うち2ヶ月ロックダウン)→1ヶ月日本(ワクチン接種)→3ヶ月ルワンダ。
という50年を超える協力隊の歴史の中でも、特殊な変遷をたどった隊次でした。
過ごすはずだった未来を想像すると、目には涙が溢れてきます。
2年間どっぷりアフリカに浸かりたかった。もう悔しくて悔しくて。
あとは新しい世代の隊員たちに想いを託して、日本から応援するしかありません。
ルワンダが大好き
ルワンダに到着するや否やすぐに任地のルワマガナへ戻りました。
たった1ヶ月ぶりですが、なんだか1年以上離れていたような不思議な感覚。
久しぶりに会うルワンダの友人たちは、「キブイエ!!」と温かく迎えてくれます。
彼らと触れ合うと、改めてルワンダが大好きなことを、ひしひしと感じます。
温厚で笑顔の可愛いルワンダ人が大好き。少しでも彼らの力になりたい。
何ができるか分かりませんが、一日一日を丁寧に生きていこうと思います。
週明けには職場に復帰し、支援先に顔を出しに行きます。
そして手始めに、一時帰国中に完成させた経営の教科書を配布する予定です。
他には、クレドカードの配布、日本酒の製造、ガイドブックの完成、ワークショップの実施、祭りの開催と、残された時間で自分にできることを精一杯取り組みます。
泣いても笑っても3ヶ月。もうやるしかありません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!!
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