ムラホ!!
大石祐助です!
今週の1冊は、寺尾玄さんの『行こう、どこにもなかった方法で』です。
久々に、いい本に出会えました。
寺尾さんは、バルミューダ株式会社の創業者です。
バルミューダと言えば、自然な風を再現した扇風機や最高に美味しいトーストが焼けるトースターが有名です。その性能はもちろんですが、デザインが洗練されていて、ひとつのアート作品のようです。
寺尾さんは、バルミューダを創業する前まで、ミュージシャンでした。
そして、アップル、ヴァージン、パタゴニアの3社をみて、事業の世界でも、音楽の世界と同じことができるかもしれないと思い、バルミューダという会社が誕生していきます。
ミュージシャンを目指すまでは、詩人や作家にもなるものだと考えていたそうです。だからか、表現がとても豊かで、物語の中にどんどん引き込まれいきます。
幼少期から、中退して旅に出る高校時代、ロックスター時代、バルミューダの創業、と手が止まらなくなります。
この本も、まさにアートです。文章やストーリーが、本当に美しいです。その寺尾さんの人生は決して、すべてが順風満帆ではないです。しかし、それが美しい。本当にいい作品に出会いました。
一節、紹介させてください。
「私たちは、何かが不可能だと言うことはできない。なぜならまだ試していない方法があるかもしれないからだ。できないかもしれない。でも、できるかもしれない。だから、どんな試みも、それが不可能であるということを証明するのは、不可能なのだ」
寺尾さんは、ロックスターを目指していました。ミュージシャンとしていい所まで行けそうでしたが、だめでした。
そして、今では、バルミューダを2003年に創業し、2017年の実績ですが、売上高は89億円を収めています。
まさに「できないかもしれないし、できるかもしれない。でも、不可能はないのだ」
このことを、本を通して、人生を通して、伝えてくれています。
どうなるか分からないからこそ、いまを本気で取り組む。もし、うまくいかなかったなら、別の方法を試してみる。あきらめずに、できる方法を考えて、試し続けるかぎり不可能はないのです。
その結果が、どっちに転ぶか分かりません。できない時もあれば、できる時もあるのです。だからこそ、やるんです。
寺尾さんの生き様は、僕たちに多くのことを教えてくれます。
ほんとにかっこいい。読んで後悔することは、ぜったいないです。
本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます!!
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