書くことは、考えることである。

書くこと

 

SDGsの記事を執筆していて、ぼんやりしたフラストレーションがあった。

キーボードを叩いてるだけで、頭は回していない。これが、悶々としていた原因だった。

 

2020年の終わりから、SDGsの記事を書いて投稿していました。合計18本の記事を書き終えました。

その一方で、達成感や成長実感がまったくありませんでした。

 

その理由は「書いているつもりで、書いていなかった」から。

省みれば、本やインターネットにある情報を切り取って、組み合わせているだけでした。

つまり、他者が考えたことを編集するだけで、自分が考えたことは、どこにも存在していなかったんです。

 

「常套句は使うな」

 

ライターで、その育成にも努める『三行で撃つ』の著者、近藤康太郎さんの教えです。

 

常套句を使うことは、ものの味方を、世界の切り取り方を、他人の頭に頼ることだと。

「抜けるように青い空」と書いた時点で、空を観察しなくなる。他人の目で空を見て、他人の頭で感じているだけで、自分の頭で考えていないと。

 

「初夏のやさしい日差しが」とか、「目からウロコだ」とか、書いてみると、プロっぽくて良いかんじだと思っていました。

いま思えば、自分の頭で考えて生み出すことはなく、どこかに良い表現がないか探しているだけでした。その方がラクだからです。

 

大学の卒業式を控えた22歳、初めて「本」を読んで、人生が変わりました。

それまで自分で考えて生きてきたつもりでした。

進路や就職はもちろん、振る舞いや行動、考え方、すべてを自分で選んでいると思っていました。

 

しかし、先人たちの言葉に触れ、今まで見ていた世界は壊れました。新しい世界へと連れて行ってくれました。

以来、自分の頭で考えることを心がけていました。

 

4年前に瓦解した世界は、またしても世界は固定されてしまった。

自分の頭を使わなくなっていたのです。

 

本を読んで、主張に同意する、違和感を覚える、試してみる。

なぜ同意するのか、なぜ違和感を覚えたのか、試してみて何を感じたのか。深掘りすることは、少なくなっていました。

「知っている」「賢くなった」という奢りが、無意識のうちにあったのかもしれない。その反省を踏まえて、いま書いています。

 

書くことは、考えることである。

 

今、手を動かし、頭を動かし、心を動かしている。

書いている、考えている。必死になって。

 

この投稿を機に、初心に立ち返って書いていきます。

他人にゆだねず、自分の感性で、自分の頭を使って。

 

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