今回は、いますぐ読んでほしい人生を劇的に変える本を紹介します!
ジョン・キム先生の『媚びない人生』です。
人生を変えるきっかけが欲しい人、未来に不安を抱える人、とくに学生に読んでほしい。
ぼくは、ふつうの家庭で、ふつうの学生で、ふつうに就職しました。
しかし、ジョン・キム先生の重くて燃えるような言葉に触れ、気づけばアフリカにいます。
文字通りこの一冊との出会いで、人生が変わったのです。
この本は当時、慶應義塾大学でゼミを持っていたジョン・キム先生が、ゼミの最終講義で学生たち贈っていた言葉を書籍にしたものです。
誰だって将来に対して、不安はあるはずです。
就職できるだろうか、出世できるだろうか、結婚できるだろうか、お金に困らないだろうか、果たして幸せな人生を送ることができるだろうか。
考え始めるときりがありません。そして、不安はますます膨らんでいきます。
しかし、そもそも幸せな人生とは、何なのかを考えたことがありますか。
いい大学を出て、大企業に就職すること。
結婚して、家や車を買うこと。
リタイアしてもお金の心配はなく、趣味に勤しむこと。
これって、ほんとうにあなたから出てきた言葉でしょうか。
ジョン・キム先生の言葉に触れると、これらが幸せだと無意識のうちに思い込まされていた幻想だと気づくことになります。
自分が見ていた世界が音を立てて崩れ落ちいくのです。
いままで自分がどれだけ幻想に惑わされて生きていたのか、これからは自分の人生を強く生きようと、新しい世界へ飛び出す勇気ももらえます。
そんな創造的破壊が人生に巻き起こるのが、『媚びない人生』なのです。
それでは、本書の重要なポイントを見ていきましょう!!
未熟から成熟に向かうプロセスこと生きる意味である
幸せに生きていくには、己の足で立てるようなるしかない。
だから、強くなれ、成長しろ。
初っ端から容赦ない言葉の乱打を受けます。それは、本を閉じるそのときまで続きます。
その拳に一貫して、込めらているメッセージがあります。それが「成長」なのです。
ぼくは学生時代、いつも思っていたことがあります。
このテスト期間が終われば、勉強しなくていい。この大学受験が終われば、もう勉強しなくていい。就職さえしてしまえば、生涯勉強とはおさらばだと。
実際、大学4年間いっさい勉強なんてしませんでした。
結果、ぼくは就活で100社以上落ちます。
カーテンを閉め切った部屋で、家族に見つからないよう声を殺して泣きました。枕に顔をうずくめ、力いっぱいベッドを殴りました。自分はなんて無力なんだろうと。
地獄を見たことで、自分の未熟さにようやく気づくことができました。
そのとき初めて成長したいと、身体の奥底から突き上げてきたのです。
自分の未熟さと向き合うことは、とてつもなく苦しいことです。
目を逸らしたくなります。こんなに辛いなら、成長なんてしなくてもいいやと何度思ったことか。
そんなぼくたちに、ジョン・キム先生は言葉を投げかけます。
苦しめ、悩め、もがけ、と。その経験が、あなたを本物にする。
それこそが、青春である。そして、死ぬその瞬間まで、未熟と向き合い、もがき成長を目指すプロセスこそ、生きる意味なのだと。
他者の目を気にするな
たとえ他人から嫌われることになって、自分らしい表情で、自分の言葉で語れ。
この言葉が他者の目ばかり気にしてきた人間に、どれだけ勇気を与えてくれるか。
ぼくたち日本人はいい意味でも、わるい意味でも、他者の目を気にする民族です。
相手がどうしたら、喜んでくれるか、笑顔にできるか、幸せにできるか、どう思っているかを想像し、他者のことを大切にします。
これ自体は素晴らしいことで、豊かな人生を送るのに不可欠な要素です。
しかし、この他者の目を意識しすぎると、自分の人生を生きられなくなるのです。
冒頭でも書きましたが、世間の目や身近な人の声を気にしすぎていないでしょうか。
進もうとしている道、夢や目標は、果たして本当に自分が心から望むモノだろうか、今一度、自分に問いかけほしいのです。
99人が左へ進んだに、自分1人だけ右へ進もうとすることは、とてつもなく恐ろしいことです。
それでも、自分を信じてほしい。そうジョン・キム先生は言うのです。
居心地のいい場所から離れろ、自分の山を見つけろ、評価軸は自分の中にもて。どれも孤独な道です。
しかし、孤独こそが、人間を成熟させるのです。
他者の声を遮断し、自分の声にだけ耳を傾ける。自分と真正面から向き合い、自分はどうしたいのかを考える。
あとは、それを信じ抜けばいいんです。
他者の目なんて、自分で作り出した妄想でしかありません。
そんなありもしない幻想に縛られないで、自分を絶対的に信じるんです。それが自分の人生を生きる道なのです。
瞬間を生きろ
ぼくはこの一節に頭を撃ち抜かれました。
今のこの瞬間を最後だと思い、燃え尽きるように生きること。そして最後は自分に残されたすべての夢も欲も愛も使い尽くし、何も残されない絶望の中で死ぬ。それこそが、美しい人生であると私は思う。
引用元:ジョン・キム(2012年)『媚びない人生』ダイヤモンド社
次の瞬間に死んでもいいように、いつ死んでもいいように、今この瞬間に自分のすべてを注ぐこと。
それが、絶望の中、迎える美しい人生なのです。
これまで生きてきて、命の時間を意識したことはありませんでした。
時間が有限なことは頭で分かっていても、心では分かっていない。
瞬間に全力を心血を注いだことなんてなかった。
早く授業が終わらないかな、早く休みがこないかなと、一刻も早く時間が消滅することを願っていました。
時間の有限性を意識すること。
それは畢竟、死を意識することに他なりません。
「一生かけて、生きることを学ばなくてはならない。そして、一生かけて死ぬことを学ばなくてはならない」
と、哲学者セネカも遺しています。
どう生きたらいいかについて考えることがあっても、「死」について考えることはあまりありません。
しかし、死を意識して初めて、命に対する緊張感が生まれるのです。
ぼくは『媚びない人生』と出会って、生きる理由を見つけ、すべての瞬間に全力を注いで生きてきました。
それも、人生が変わったのも、すべてジョン・キム先生のおかげです。
人生を変えるきっかけが欲しい方は、ぜひ先生の熱い言葉を浴びてみてください。
最後にもう一度、ジョン・キム先生の重要なメッセージをまとめます。
- 未熟から成熟に向かうプロセスこそ生きる意味である
死ぬその瞬間まで未熟と向き合い、苦しみ、悩み、もがき、成長を目指すプロセスこそ、生きる意味なのだと教えてくれました。
- 他者の目を気にするな
他人から嫌われても、自分らしい表情で、自分の言葉で語れ。どんな時も自分のことを信じなさいと教えてくれました。
- 瞬間を生きろ
命への緊張感を持ち、今この瞬間に自分のすべてを注ぐことの大切さを教えてくれました。
いかがだったでしょうか。
ぜひ、ジョン・キム先生の『媚びない人生』を読んでみてください!!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!!
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