「SDGsのゴール11」についてカンタンに解説していきます!
【SDGs】ゴール11:住み続けられるまちづくりを
ゴール11:住み続けられるまちづくりを
都市や人間の居住地をだれも排除せず安全かつレジリエントで持続可能にする
世界人口の半分以上が都市部で暮らしており、2050年までに都市人口は全人口の3分の2となる65億人に達する見込みです。
すべての人々が基本的サービスやエネルギー、安全・安価な住宅、公共交通機関を利用できるよう、だれもが参加できる方法で都市計画や管理を改善することが必要です。
現状
- 現在スラム(貧困層の過密地域)住民は8億8300万人で、その多くは東アジアと東南アジアにいる。
- 2016年時点で、都市住民の約9割は汚染された空気を吸っており、大気汚染による死者は420万人に上る。
- 都市は、面積にして地球の陸地部分のわずか3%にすぎないが、エネルギー消費の60%〜80%、炭素排出量の75%を占めている。
- 日本にはホームレスの人が約4500人いる。
ターゲット
11.1)2030年までに、すべての人々の、適切、安全かつ安価な住宅および基本的サービスへのアクセスを確保し、スラムを改善する。
11.2)2030年までに、脆弱な立場にある人々、女性、子ども、障害者および高齢者のニーズに特に配慮し、公共交通機関の拡大を通じた交通の安全性改善により、すべての人々に、安全かつ安価で容易に利用できる、持続可能な輸送システムへのアクセスを提供する。
11.3)2030年までに、包摂的かつ持続可能な都市化を促進し、すべての国々の参加型、包摂的かつ持続可能な人間居住計画・管理の能力を強化する。
11.4)世界の文化遺産および自然遺産の保護・保全の努力を強化する。
11.5)2030年までに、貧困層および脆弱な立場にある人々の保護に焦点をあてながら、水関連災害などの災害による死者や被災者数を大幅に削減し、世界の国内総生産比で直接的経済損失を大幅に減らす。
11.6)2030年までに、大気の質および一般ならびにその他の廃棄物の管理に特別な注意を払うことによるものを含め、都市の一人あたりの環境上の悪影響を軽減する。
11.7)2030年までに、女性、子ども、高齢者および障害者を含め、人々に安全で包摂的かつ利用が容易な緑地や公共スペースへの普遍的アクセスを提供する。
11. a)各国・地域規模の開発計画の強化を通じて、経済、社会、環境面における都市部、都市周辺および農村部間の良好なつながりを支援する。
11. b)2020年までに、包含、資源効率、気候変動の緩和と適応、災害に対する強靭さ(レジリエンス)を目指す総合的政策および計画を導入・実施した都市および人間居住地の件数を大幅に増加させ、「仙台防災枠組2015−2030」に沿って、あらゆるレベルでの総合的な災害リスク管理の策定と実施を行う。
11. c)財政的および技術的な支援などを通じて、後発開発途上国における現地の資材を用いた、持続可能かつ強靭(レジリエント)な建造物の整備を支援する。
取り組み事例
公益財団法人神奈川県公園協会のゴール11への取り組み事例を紹介します。
神奈川県公園協会は、年齢、性別、障がいの有無にかかわらず、すべての人が安全・安心にすごせる公園管理を行っています。
たとえば、車椅子の貸し出しや授乳スペースの設置、手話、筆談への取組とだれもが安心して利用できる公園づくりをしています。また、防災や緑の拠点としての公園をつくる上で、重要な役割を果たしています。
神奈川県公園協会は、自分たちの経営理念を実践するとともに、SDGsの達成にも幅広く寄与している好事例です。
いま私たちにできること
- 世界遺産を調べる。
世界遺産の始まりについて調べてみよう。
- 地域の活動に参加する。
自分の暮らす地域の課題を知ろう。
- 防災バッグを用意する。
災害に備えて、防災バッグを用意しよう。
- 避難場所を確認する。
災害が起きた時に避難できる場所を確認しよう。
世界の人口はますます増えていく見込みです。誰ひとり取り残さないまちづくりを進めていく必要があります。
自分の暮らしている地域に興味を持つことから、始めてもいいかもしれません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!!
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