「SDGsのゴール6」についてカンタンに解説していきます!
【SDGs】ゴール6:安全な水とトイレを世界中に
ゴール6:安全な水とトイレを世界中に
すべての人々が水と衛生施設を利用できるようにし、持続可能な水・衛生管理を確実にする
1990年以降、21億人が改善された水・衛生施設を利用できるようになりましたが、安全な飲み水の供給量減少は世界中で深刻な問題になっています。
世界人口の約40%が水不足の影響を受けており、されに地球温暖化が進むにつれ、水不足はますます深刻化すると予測されています。
すべての人が安全で手ごろな水を持続的に確保するためには、水質改善、衛生状態の改善を推進していく必要があります。
現状
- 世界人口の10人に3人は、安全に管理された飲料水サービスを利用できず、10人に6人は安全に管理された衛生施設を利用できない。
- 8億9200万人以上が、今でも屋外での排泄を続けている。
- 24億人が、トイレや簡易便所などの基本的な衛生サービスを利用できない。
- 少なくとも、世界の20億人が糞便の混入した水を飲まざるを得ない。
- 毎日、1000人に近い子どもが予防可能な水と衛生関連の下痢症で命を落としている。
- 日本人1人あたりの1日の平均の水の使用量は284リットルで、ヨーロッパの1.5倍にあたる。
ターゲット
6.1)2030年までに、すべての人々の、安全で安価な飲料水の普遍的かつ平等なアクセスを達成する。
6.2)2030年までに、すべての人々の、適切かつ平等な下水施設・衛生施設へのアクセスを達成し、野外での排泄をなくす。女性および女子、ならびに脆弱な立場にある人々のニーズに特に注意を向ける。
6.3)2030年までに、汚染の減少、投棄廃絶と有害な化学物質や物質の放出の最小化、未処理の排水の割合半減および再生利用と安全な再生利用の世界的規模での大幅な増加により、水質を改善する。
6.4)2030年までに、すべてのセクターにおいて水の利用効率を大幅に改善し、淡水の持続可能な採取および供給を確保し、水不足に対処するとともに、水不足に悩む人々の数を大幅に減少させる。
6.5)2030年までに、国境を越えた適切な協力を含む、あらゆるレベルでの統合水資源管理を実施する。
6.6)2020年までに、山地、森林、湿地、河川、帯水層、湖沼などの水に関連する生態系の保護・回復を行う。
6. a)2030年までに、集水、海水淡水化、水の効率的利用、排水処理、リサイクル・再利用技術など、開発途上国における水と衛生分野での活動や計画を対象とした国際協力と能力構築支援を拡大する。
6. b)水と衛生に関わる分野の管理向上への地域コミュニティの参加を支援・強化する。
取り組み事例
株式会社LIXILのゴール6への取り組み事例を紹介します。
LIXILは、世界の衛生課題への関心を高めることを目的に「みんなにトイレをプロジェクト」を実施しました。
これは、日本でシャワートイレが1台が購入されると、簡易式トイレシステム「SATO」1台が開発途上国に寄付される仕組みです。過去2年間の実施で、アジアやアフリカに約40万台が届けられています。
LIXILの「SATO」の導入により、2019年には世界で約1500万人が衛生的なトイレを使えるようになったのです。
他にもLIXILは、水・衛生分野のリーディングカンパニーとして、衛生環境の改善はもちろん、環境負荷の低減や災害復興支援など、国内外でさまざまな形でSDGsに貢献している目をひく企業です。
いま私たちにできること
- 世界の生活用水使用量について調べる。
水の使用量を比較し、自分たちの生活を見直してみよう。
- トイレは大小分けて流す。
トイレの水を流す時は、大小を使い分けよう。
- 水は出しっぱなしにしない。
シャワーを浴びる時や歯を磨く時は、水を出しっぱなしにしないようにしよう。
- 洗い物はまとめてする。
洗濯や食器はまとめて洗おう。
世界的に水不足に陥り深刻になっていく中、僕たち日本人はたくさんの水を使っています。
世界の状況を知り、水の大切さを改めて考えてみましょう。無駄使いをやめるなど、すぐにできることはたくさんあります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!!
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