旅行会社の社長になりたい (page.9 55日目〜61日目)

 

ムラホ!!

大石祐助です!

 

今週は、ルワンダに来て初のワークショップを開催しました!

 

目標のひとつのに「ルワンダでビジネススクールを開校する」ことを掲げていました。早くも実現できそうです。本当に運がいいです。笑

 

経営者や起業家の育成というのが、自分の所属する群庁のビジネス振興課から期待される役割のひとつです。なので、このビジネススクールを活動の柱の一本にできたらと考えています。

 

今回はその1回目。入学体験講座。簡単なワークショップを行いました。

たくさんお金があったら、どうしますか?

場所は郡の青少年センター。学生から働いている人を対象に。参加者は、ここのコーディネーターの助力によって、元々あった英語を学習するプログラムの一コマを使うことになりました。

 

参加してくれた人たちは、英語を勉強しに来ていた人たちです。正直、ここでやる意味があるのか、大切な命の時間をもらっていいのか、悩んでいました。しかし、青少年センターのコーディネーターも乗り気で、とても協力してくれてるので、今回はお試しということでさせていただきました。

 

テーマは「夢や目標の叶え方」。簿記を軸に据えたワークショップを実施しました。

 

ビジネスに興味もない人も楽しめるように、簿記の勉強と目標実現を結びつけた内容に。初めに「お金があったら何をしたいか?」というディスカッションを行い、例題を通して簿記の練習をし、夢や目標を立てて必要なお金を計算するという構成。

 

「こんなのやりたくない」「英語の勉強がしたい」と参加してくれないのではないかと、とても心配していたのですが、、、

 

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みんな本当に真剣に取り組んでくれました。一所懸命に考えて、一所懸命に勉強中の英語で伝えてくれました。生徒たちの姿勢に目頭が熱くなりました。

 

「お金があったら何をしたいか?」というテーマでは、ビジネスを始めたい、土地に投資をしたい、勉強をしたい、この国の貧しい人に使いたい、家族を支援したい。といった意見が出ました。

 

意外だなと思ったのが、家や車が買いたい、旅行がしたい、貯金がしたいなどは一切なかったことです。日本で同じ質問をしたら、これらが上位を占めると思います。みな、お金という道具を使って、さらに成長したいという意欲を感じました。

 

お金は道具。手段のひとつでしかない。しかし、資本主義というルールが世界で大きな影響を持っていて、その手段を集めることが目的になってしまっているようにも思えます。かつての自分自身もお金を盲信していました。

 

ある時、尊敬する先生に「大石くんは金銭の苦しみを味わった方がいいよ」と言われ、目からうろこが落ちたのを覚えています。

 

たしかに今までお金がなくて、本当に大変な思いをしたことはありませんでした。お金がなくなることに大きな恐怖があると気づかされました。

 

反対にお金があればどうにかなるという考えを無意識持っていたのだと。それは同時に自分自身に自信がないのだと。

 

社会人になって、本をたくさん読むようになってからお金の使い方は変わりました。これは消費か?投資か?考えて投資と思えるものにお金を使う。給料の30%は必ず本やセミナーなど自己投資に使うと決めていました。ただ貯金もしていました。貯金が悪いということでなく、僕にとっては自信のなさの裏返しだったのだと、、、。

 

どの場所にいても、いつの時代でも自らお金を生み出せるようになる。そのためにもお金というツールを使って成長する。そんなお金にまつわる考え方を改めて思い出させてくれました。

 

次の未来の計画を立てるワークでは、起業家になりたい、エンジニアになりたい、医者になりたい、貿易を始めたいなど。中には、旅行会社の社長になりたいという女性もいました。具体的で、年齢も20歳前後で若く、自信に満ちた表情をしてました。彼女なら実現できそうです。今後、ますます発展していくルワンダにおいて、とても可能性を感じます。

 

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最後には「次回はどこでやるの?」と質問があるなど好感触。なんとか初めてのワークショップを終えることができました。なによりも生徒たちの参加姿勢、サポートしてくれた英語のプログラムの先生、青少年センターのコーディネーターたちのおかげです。感謝の気持ちでいっぱいです。

 

実はたくさん失敗もしています。笑

 

時間配分はめちゃめちゃで肝心の簿記のワークは全くできず、ワークシートもわかりずらくて英語のプログラムの先生にフォローしてもらってばかり、未来の計画を立てるワークでは現実味がなくダメ出し、、、などなど。笑

 

しかし、どれも次に繋がるもので、本当に多くの収穫がありました。チャレンジしてみて良かったです。この経験でたくさんのものが手に入り、パッ浮かんできた言葉があります。

 

「挑戦することで失うものは、はっきり目に見えます。しかし、挑戦することで手に入るものは、自分の想像でしか支えることができません。その景色を想像する力を持つ人だけが、挑戦に向けての一歩を踏み出す勇気を持てる。」

 

大好きな著者さんの言葉です。いつも僕に力を与えてくれます。

 

次回は、4月です。本格的にビジネススクール開校です。1ターム10から12講座でビジネスを教えます。この地域を、この国を良くする偉大な経営者を生むために。

 

本日も最後まで読んで頂きありがとうございました!!

 

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