ルワンダ最高級レストランに強制プレイ

 

ワクチン接種で日本に帰国するために、数日間だけルワンダの首都キガリに滞在していました。

 

その滞在中に丸一日フリーな日があり、仕事および記事のネタを探すことに。

ホテルから中心街まで7キロある道のりを、散歩がてら歩くことに決めました。

 

以前、昼すぎには完売していたケーキを食べることをモチベーションに、パティスリーを目指します。

 

今まで通ったことないの裏道を、観察しながら歩いていました。

ところが、30分も経たないうちに、尿意に襲われます。

 

ルワンダに公衆トイレなんてありません。

なのでルワンダ人は、そこら中で立ちションをします。さすがに首都で、しかも日本の代表として活動している自分が立ちションをするわけにはいきません。

 

そこで、カフェかレストランを探すのですが、見つからない。

発見しても、開店前だったり地図上にしか存在しなかったりと、なかなかトイレにありつけません。

 

我慢して探し続けること1時間。

 

目的のパティスリーの近くまで来てしまいました。もう、我慢しすぎて、ほんとうにトイレに行きたいのかどうか、わからない状態に。

以前そのパティスリーの近くに、おしゃれで訪れてみたいレストランがあったことを思い出しました。

 

大統領官邸の前にある、そのレストランは簡単に見つかりました。

これでようやくトイレに行ける。やっとの思いでレストランに足を踏み入れると、そこは別世界。圧倒的なハイソ感。尿意を忘れるほど。

 

コーヒーを1杯飲んでトイレだけ借りたら、お暇しようと思っていたのに強制プレイで朝食ビュッフェに。

そこはラグジュアリーホテルのレストランで、ルワンダでこれまで見たことのない食材たちが並んでいるのです。

 

ブルーチーズ、カマンベール、チェダーチーズなどのチーズから、生ハムやチャーシューといった肉類まで。まさに豪華絢爛。

ドリンクコーナーにはデトックスジュースという謎の飲み物が並び、パウンドケーキに至っては8種類もあり、こんな光景は日本でもお目にかかったことがありません。

 

もう、覚悟しました。

アホみたいに高いことを。

 

ただ、朝ごはんを食べたばかりでお腹はいっぱい。

とはいえ、これで何も食べなかったらもったいないという貧乏魂が騒ぎ、無理矢理パウンドケーキやらマフィンやらを胃袋へと押し込みます。

 

これぞ世界中のセレブしか集まらないような空間。

飾りのためにあるようなプール、雰囲気だけを重視した布パラソル、スタイリッシュなあまり異様に背の高いイス。

もちろん外国人しかいませんし、外国人のぼくですら浮いています。

 

突然迷い込んだチノパンしわしわシャツの日本人には、どうも居心地が悪く、早々に食事を済ませて会計へ。

 

示された金額は、なんと2万ルワンダフラン。

ルワンダビュッフェが10回も食べられます。2万ルワンダフランあれば、向こう1週間はご飯に困ることはありません。恐ろしい。

 

震える手をおさえて2万ルワンダフランを支払い、レストランを後にしました。

 

大人気パティスリーにリベンジするつもりでしたが、衝撃の金額で戦意喪失。

根こそぎやる気を持ってかれました。

 

結局、尿意で景色も楽しめず、ネタも探せず終い。

またしても食べれなかったケーキへの想いだけが膨らみ、途方に暮れながら帰路につきました。

 

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