ムラホ!!おおいしです!
今回は「SWOT分析」について簡単に解説していきます!
【簡単】SWOT分析とは?
SWOT分析とは?
SWOT分析(スウォット分析)とは、競合や市場などの自社を取り巻く外部環境と、自社の資産やブランド力などの内部環境を、ポジティブな面とネガティヴな面に分けて分析するフレームワークです。
強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)の頭文字をとって、「SWOT分析」といいます。
- 強み(Strength)
企業、あるいはサービスが持つ、資源・特徴で、目標達成に大きく貢献しうるもの
- 弱み(Weakness)
企業、あるいはサービスが持つ、資源・特徴で、目標達成の妨げとなりうるもの
- 機会(Opportunity)
企業外部の環境で、企業あるいはサービスの成長に大きく貢献しうるもの
- 脅威(Threat)
企業外部の環境で、企業あるいはサービスの成長の妨げとなりうるもの
SWOT分析の目的
主に、戦略やマーケティングプランの立案をするために使われます。SWOT分析を活用して、外部環境と内部環境を把握し分析することで、自社の市場機会や事業課題を明確にできます。
SWOT分析のやり方
まず初めに、自社の外部環境と内部環境の把握を行います。次に、把握した情報を基に分析し、戦略を策定していきます。
あくまで、SWOT分析(SWOTマトリクス)は情報を整理するフレームワークなので、外部環境と内部環境を把握した後に、それぞれを組み合わせて、打つべき策を出すことが大切です。(クロスSWOT分析)
外部環境分析
外部環境分析は、SWOTの「O:機会」と「T:脅威」を分析することです。
通常、外部環境分析から始めます。内部環境で分析する内容が、外部環境によって変わる可能性があるからです。
- 競合他社
- 市場動向
- 景気
- 政治
- 法律
などの分析を行い、それらの要素をポジティブなら「機会:Opportunity」、ネガティヴなら「脅威:Threat」に区別していきます。
この外部環境分析をしていく時には、3C分析やPEST分析といったフレームワークを活用するのも有効です。
内部環境分析
内部環境分析は、SWOTの「S:強み」と「W:弱み」を分析することです。
外部環境や競合状況にも注意しながら行いましょう。
- ブランド力
- サービス
- 品質
- 価格
- 資源
- 技術力
- インフラ
などの分析を行い、それらの要素をポジティブなら「強み:Strength」、ネガティヴなら「弱み:Weakness」に区別していきます。
クロスSWOT分析(TOWS分析)
SWOTで出した機会・脅威に、強み・弱みをかけ合わせることを、クロスSWOT分析(TOWS分析)と言います。
「積極攻勢」 機会×強み(O×S)
自社の強みで取り組むことができる事業機会は?
「弱点強化」 機会×弱み(O×W)
自社の弱みで事業機会を取りこぼさないように何が必要か?
「差別化」 脅威×強み(T×S)
自社の強みで脅威を回避できないか? 反対に機会として活かせないか?
「防衛/撤退」 脅威×弱み(T×W)
脅威と弱みの鉢合わせで最悪の事態を招かないようにするには?
クロスSWOT分析で出た打つべき策を基に、今後とるべき戦略を決めていきます。
事例で分かるSWOT分析【カフェ】
あるカフェを対象にSWOT分析を行ったと仮定します。その結果、以下のようなマトリクスになりました。
書き出した要素を基に、クロスSWOT分析をしていきます。
「積極攻勢」 機会×強み(O×S)
アルコール類(ワイン)を導入し、サンドイッチなどフードメニューとのセットを充実させる。
また、リピーターに向けて、アルコール類(ワイン)を導入したことを訴求し、ディナー帯においても顧客獲得を目指す。
「弱点強化」 機会×弱み(O×W)
アルコール類を導入し、ドリンクメニューを豊富にする。
「差別化」 脅威×強み(T×S)
サンドイッチなどのフードメニューをさらに強化し、他店との差別化を図る。
「防衛/撤退」 脅威×弱み(T×W)
自家製ケーキはやめ、有名店などからの仕入れに切り替える。
このように現状把握からクロス分析を行うことで、戦略の大枠を組み立てることができました。あとは、具体的な計画に落とし込んで、実行して改善を繰り返していきます。
まとめ
「SWOT分析」は、強み(Strength)、弱み(Weakness)、機会(Opportunity)、脅威(Threat)の4つの観点から自社の外部環境と内部環境を把握し、組み合わせることで、最適な戦略を立案できる有効なフレームワークです。
ぜひ、戦略を立てる際に、役立ててみてください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!!
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