今週の1冊は、竹之内教博著『無名の男がたった7年で270億円手に入れた物語』です。
竹之内教博さんは、マッサージといったサービスを提供する『りらくる』を創業し、7年で600店舗まで展開し、その『りらくる』を売却し、270億を手にした起業家です。
現在はその経験を活かして、飲食、アプリ開発、マツエクサロンなど約20事業に携わるビジネスプロデューサーとして活躍されています。
また、竹之内社長として発信されているYouTubeも人気を博しています。
そんな今を時めく経営者の竹之内社長のノウハウを学ぶことができる一冊です。
とにかく真似る
7年間で270億円を手に入れる方法、それはとにかく「真似る」こと。
徹底的に真似る。これに尽きます。
『りらくる』も竹之内社長が通っていた人気のマッサージ店を真似たところから始まりました。
成功している店の成功要因を抽出して、真似るのです。
ぼくが働いていたブランド菓子を企画する会社も、業界のナンバーワン企業を徹底的に真似ていました。
パッケージ、味、販促物、販売方法、マーケティング戦略に至るまで全てです。
結果は、常に大成功。
業界でトップを走る企業の成功の本質を自社で活かすのですから、ほぼ間違いなく上手くいくのです。
この「真似る」という戦い方は、再現性が高く、非常に有効です。
ですが、意外と実践している人が少ない。真似をすることへの抵抗感なのか、余すことなく研究する労力なのか。
とにかく、成功しているビジネスを研究し、徹底的に真似する。
これは誰にでもできますし、なおかつ成功の再現性が高く、この手法を真似ない手はありません。
なりたい自分で行動する
「真似る」ことは何もビジネスに限った話ではありません。
本書では、竹之内社長が美容室でアシスタントからとんとん拍子で店長になるまでのエピソードが語れます。
これもベースは「真似る」ことです。
言い換えると、「なりたい自分で行動する」ということになります。
その結果、理想の自分が現実化していくのです。
ベルボーイからホテル王にのし上がったヒルトンが、記者に成功要因を聞かれた時に答えた言葉がとくに有名です。
『ベルボーイが成功してホテル王になったんじゃない。ホテル王がベルボーイから始めたんだ』
まさになりたい自分で行動した結果です。
なりたい自分を演じるためには、やはり真似ることは外せません。
その際に大切なのが、一番を知る人から学ぶことなのです。たとえその一番の人がどんなに優れた人物であろうと、実力なら真似ができると筆者は言います。
なりたい自分を描きその通りに行動していくことで、得たい結果を実現することができるのです。
無駄を省く
真似ること以外にも、竹之内社長の具体的な経営のノウハウが紹介されています。
そこで目を引くのが、無駄を省くこと。
思い込みや会議といった、人や組織の中で当たり前になってしまっているもの。そして、なにより経費です。
経営に携わっているある企業で、徹底的に経費を削減して、年間700万円超の利益を計上したという印象的なエピソードも語れらています。
成功しているものを徹底的に真似て、無駄を徹底的に省くことが重要なのです。
こんなにもシンプルで再現性が高い成功法則は他にありません。
最後にもう一度、『無名の男がたった7年で270億円手に入れた物語』が教えてくれたことをまとめます!
- とにかく真似る
成功しているものを、徹底的に研究して徹底的に真似る大切さを教えてくれました。
- なりたい自分で行動する
手にしたい結果があるなら、もうなったつもり自分で行動する大切さを教えてくれました。
- 無駄を省く
当たり前を問い直し、無駄をなくしていく大切さを教えてくれました。
いかがだったでしょうか。
ぜひ、『無名の男がたった7年で270億円手に入れた物語』を読んでみてください!!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!!
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