【今週の1冊】「売れる個人」のつくり方|安藤美冬

 

今週の1冊は、安藤美冬さんの『「売れる個人の」のつくり方です。

 

安藤美冬さんといえば、元祖ノマドワーカーとして、コメンテーターや作家など肩書きに縛られない新しい生き方を実践されて、大活躍されています。

 

そんなフリーランスのパイオニア的存在が、「売れる個人」になるための術を熱く語ったのが、この一冊です。

 

人間の平均寿命が伸び、未曾有の感染症拡大に襲われ、少し前から「VUCAの時代」と言われるよう、ますます予測不能で変化の多い世界を生き抜いていかなくてはなりません。

(VUCA=Volatility:変動性、Uncertainty:不確実性、Complexity:複雑性、Ambiguity:曖昧性)

 

つまり、組織に依存するような働き方では、危ういということです。

 

すべての人が独立すべきだ、というわけではありません。

組織に所属していても、いつでも飛び出していけるだけの力を身につける必要があると思うのです。

 

ぼくは以前、地方の中小企業で働いておりました。

勤めていた会社は、その地域やその業界ではトップランナーで、ぼくはその中で店舗の責任者のポストをいただいていました。

 

なので、自分よりふたまわりも年上の経験豊富な方々が、大学を出たばかりの若造に深々と頭を下げて、営業をしてくれるのです。

あの会社の、あの店舗の責任者という肩書きで、ちやほやされていました。

 

そのことに気づいたのは、会社をやめたときでした。

何者でもなくなったとき、自分の手元には何も残っていませんでした。

 

そんなつもりはなかったのに、会社の看板に頼りきっていたのです。

完全に区別することは困難ですが、それが会社の力なのか、個人の力なのかは意識しておいた方がいいと思うのです。

 

環境や組織に左右されずに、「個」で生きていくとしたら、自分には何ができるだろうかと考えておいて、損はないはずです。

 

エネルギーの量と質を高めよ

売れる個人は、「エネルギーの量と質」で決まる。

これが、本書の最たるメッセージです。

 

エネルギーの量とエネルギーの質を両輪で回して、初めて真の「売れる個人」になれるです。

 

たとえ、エネルギーの量が多く成功を収めることがあっても、エネルギーの質が低ければ、幸せにはなりえないということです。

 

エネルギーの質が高いというは、愛、確信、喜び、感謝などを感じている状態です。

 

個人でなくても、会社や学校で活躍している人は、やはりエネルギーの量も質も高いように見えませんか。

どれだけエネルギーの質が高い状態を維持できるか、が重要なのです。

 

とはいえ、この常に愛を感じている状態をつくるのは困難で、時期によって上下するでしょうし、まして1日の中でも変化します。

 

そこで不可欠なのが、日々の習慣。

ふだんの生活の中に、エネルギーの上下を意識できているか、エネルギーを高められる習慣をどれだけ取り入れられているか、が鍵になります。

 

愛や感謝を感じ、ご機嫌でいること。

これが、仕事においても、人生におても、成功と幸せを手にする礎になるのです。

確信に変わるまでやりこめ

多くの成功者は、根拠のない自信が成功につながると語ります。

そして、この根拠のない自信を超えたものが「確信」なのです。

 

「あ、売れちゃうな」

この状態にまでなれば、売れたも同然だと言うのです。

 

そして、この確信を作り上げるのは、徹底した努力だと思うのです。

 

ただ、思い込むだけでは、「確信」はつくれません。

理想の自分を演じてみたり、不安がなくなるほど練習したり、といった積み重ねの先に確信が生まれるのだと思います。

 

つまり、常日頃からエネルギーの質と量に気を使い、願望が確信に変わるまで行動し続けることが、「売れる個人」へと至る道なのです。

まずは一歩を踏み出せ

売れている個人の安藤美冬さんが、売れる個人になるための戦略を伝授してくれます。

たとえば、名前やプロフィールといったブランディング戦略から、キャラクターの作り方、話し方と具体的な方法を教えてくれます。

 

しかし、大前提として、自分の商品がないと話になりません。

その点については、自分自身で考え、つくりあげていくしかありません。

 

なので、まだ自分の強みやスキルといった商品がないと、出来ることはないということではないのです。

 

たとえ今、何もなくても、始めてみること。

その中で気づきが得られ、形作られていくものがあるはずです。

 

まだ無名で実績も実力もないぼくらにできることは、一歩踏み出すことしかありません。

そして、なんど打ち砕かれても、立ち上がること。

 

何者かになりたい、個人で生きていきたいと思うなら、まず一歩踏み出すことがなにより重要なのです。

 

最後にもう一度、『「売れる個人」のつくり方』が教えてくれたことをまとめます!

 

  • エネルギーの量と質を高めよ

売れる個人として、成功だけでなく幸せを手に入れるには、エネルギーの量と質を高める大切さを教えてくれました。

  • 確信に変わるまでやりこめ

願望が確信に変わるまで、徹底的に行動し続ける大切さを教えてくれました。

  • まずは一歩を踏み出せ

売れている個人の安藤美冬さんが、具体的な戦略を伝授してました。そして、まだ何者でなくても、初めの一歩を踏み出す大切さを教えてくれました。

 

いかがだったでしょうか。

ぜひ、安藤美冬さんの『「売れる個人」のつくり方』を読んでみてください!!

 

 

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