ムラホ!おおいしです!!
今週の1冊は、岡本太郎さんの『自分の中に孤独を抱け』です!
マコなり社長もおすすめしている『自分の中に毒を持て』のシリーズ全3巻の最終章です。
岡本太郎さんは、ぼくたちに真摯に語りかけ、本気で殴ってくれます。
場合によっては、猛烈な岡本太郎にヤケドするかもしれない。自己否定に陥るかもしれんない。
それほどに強烈です。
生きるというは闘うということ、人生に挑むこと。生ー死、挑戦ー諦め、ぼくはそれが人間生命の根源的な対極だと思う。諦めて、オリてしまったあとは、ただ惰性的に肉体があるだけで、ほんとうに生きているとはいえない。生理的な老化現状と、人間的な老いを区別するべきだ。
引用元:岡本太郎(2017年)『自分の中に孤独を抱け』青春出版社
自分の甘さを痛感する。そのたびに岡本太郎に尻を叩かれる。
ときに目をつぶりたくなるときもあります。
それでも、目を逸らさずに岡本太郎の世界観を受け止める。その上で、自分はどう考え、どう生きるのかを再構築する。
破壊と再生の過程には痛みは伴います。ですが、新しい自分を手に入れることができます。これが、岡本太郎さんの本の肝だと思います。
岡本さんは「ほんとうの人生を生きているか」と辛辣な言葉を投げかけてきます。
学生時代は学校の勉強だけする。会社に入ってからは社内事情に明るくなるのに努める。そして、結婚して家庭を持つと型どおり家庭生活に入る。
自分の人生とは、生きがいとは何か、何のために生きているのか、といった形而上学的な問いを考えることなく、死んでいくのだと。
ぼくたちが生きている学校も会社も家庭も、人生の一部でしかありません。
それなのに会社や家庭を自分の人生にしてしまっていいのか、そして、それはほんとうに生きていると言えるだろうか。
自分の人生と真正面から向き合い、正解のない問いに答えなくてはなりません。
決して周りに迎合することなく、己を貫くのです。
その試みは決して楽ではないです。
だからこそ、「人生は闘い」で、それこそが「生きること」なのです。
岡本太郎さんの言葉は、ぼくたちに化学反応を起こす。その反応を薬に変えるか、毒に変えるかは、自分次第です。
「人生」や「生きること」とは何なのかという問いを突きつけられたとき、自分にどんな反応が起きるのか見てみたいと思いませんか。
自分の人生は何なのか路頭に迷っている人。
心のどこかで「このままでいいのか」と違和感を持っている人。
何か新しいことに挑戦しようとしている人。
ぜひ岡本太郎の生き様に触れてみてください。
きっと、あなたを奮い立たせてくれます。
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