「SDGsのゴール16」についてカンタンに解説していきます!
【SDGs】ゴール16:平和と公正をすべての人に
ゴール16:平和と公正をすべての人に
持続可能な開発のための平和でだれをも受け入れる社会を促進し、すべての人が司法を利用できるようにし、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任がありだれも排除しないしくみを構築する
平和でだれをも受け入れる社会を促進するためには、国際的な殺人、子どもの虐待、人身取引や性暴力に立ち向かうことが必要があります。
すべての人が法によって守られる権利を得られるために、効果的な制度構築も重要です。
現状
- 腐敗が最も広がっている制度の中には、司法と警察が含まれている。
- 増収賄や横領、窃盗、脱税は、開発途上国に年間およそ1兆2600億ドルの被害を及ぼしている。これは、1日1.25ドル未満で暮らす人々を少なくとも6年間、1.25ドル以上で生活させることができる金額に相当する。
- 紛争被災地域には、小学校就学年齢で学校に通えない子どもがおよそ2850万人いる。
- 5歳未満児の73%は出生登録されているが、サハラ以南アフリカでは出生登録率が46%にとどまっている。
- 毎年、世界の子どもの50%が暴力を受けている。
- 世界では、3億人以上の女性が家庭内暴力が犯罪にならない国で暮らしている。
- 日本では、2019年、54人の子どもが虐待で死亡した。
ターゲット
16.1)あらゆる場所において、すべての形態の暴力および暴力に関連する死亡率を大幅に減少させる。
16.2)子どもに対する虐待、搾取、取引およびあらゆる形態の暴力および拷問を撲滅する。
16.3)国家および国際的なレベルでの法の支配を促進し、全ての人々に司法への平等なアクセスを提供する。
16.4)2030年までに、違法な資金および武器の取引を大幅に減少させ、奪われた財産の回復および返還を強化し、あらゆる形態の組織犯罪を根絶する。
16.5)あらゆる形態の汚職や贈賄を大幅に減少させる。
16.6)あらゆるレベルにおいて、有効で説明責任のある透明性の高い公共機関を発展させる。
16.7)あらゆるレベルにおいて、対応的、包括的、参加型および代表的な意思決定を確保する。
16.8)グローバル・ガバナンス機関への開発途上国の参加を拡大・強化する。
16.9)2030年までに、全ての人々に出生登録を含む法的な身分証明を提供する。
16.10)国内法規および国際協定に従い、情報への公共アクセスを確保し、基本的自由を保証する。
16. a)とくに開発途上国において、暴力の防止とテロリズム・犯罪の撲滅に関するあらゆるレベルでの能力構築のため、国際協力などを通じて国連国家機関を強化する。
16. b)持続可能な開発のための非差別的な法規および政策を推進し、実施する。
取り組み事例
公益社団法人ガールスカウト日本連盟のゴール16への取り組み事例を紹介します。
ガールスカウト日本連盟では、世界150カ国と地域のガールスカウトとともに「少女に対する暴力をなくす」キャンペーンを展開しています。
デートDVに関する理解を深めるオンラインプログラムを実施するなど、少女や若い女性自身が「力をつける」ことで、差別や暴力から身を守れるよう教育に取り組んでいます。
子どもたちへの教育を通して、今だけでなく未来においてSDGsに貢献する女性たちを送り出しています。
いま私たちにできること
- スマホはリサイクルする。
スマホに使われているレアメタルをめぐり、紛争が起こっている。
- 紛争や難民に興味を持つ。
国際的な紛争や難民の問題について調べよう。
- 選挙に行く。
積極的に政治に参加しよう。
すべての人にとって平和な社会を推進するために、いますぐ立ち上がる必要があります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!!
ぜひ、シェアやブックマークもお願いします!
コメントを残す