ハロウィンにペンを配る日本のおじさん

 

10月31日はハロウィン。

ということで、近所の子供たちにお菓子ならぬ、ペン配りに。

 

いつも家路につくたび、近所の子どもたちに勉強をしたいからペンをくれとせがまれていました。

さすがに買って与えるわけにはいきませんでした。

 

そんな中、コロナワクチンを接種するために日本に帰る機会があり、実家に使わなくなった筆記用具が大量にあることを思い出しました。

 

ものを捨てられない母が、使えるからと大量に取っておいたものでした。

実家でも捨てれなく困っていたので、ちょうどニーズが合致するではありませんか。

 

一時帰国をし、筆記用具をしっかり受け取りルワンダに戻ってきました。

ただ、どのタイミングで配ればいいのか、思い巡らせていました。

 

そんな折に、西野亮廣さんの『えんとつ町のプペル』がハロウィンで再上映されることを知ります。

また、西野さんが子どもたち絵本を配る取り組みをされているのを知っていました。

 

そうか、ハロウィンにお菓子じゃなくて、ペンを配ればいいのか。

 

もちろん、ルワンダには仮装したりお菓子を配る風習はありません。

子どもたちからしたら、10月31日だろうと11月1日だろうと、何ひとつ変わりません。けれど、完全なる自己満であるこの行為の理念にハロウィンを据え、動くことを決めました。

 

そんなこんなで、ハロウィンの10月31日は村を練り歩き、小さなあしながおじさん活動に勤しみました。

 

子どもたちは、使いかけのペンにもかかわらず、大喜び。

これで沢山勉強して、夢を叶えなよと伝える。完全に自己満。

 

この活動に持続可能性はないし、物をただ渡すことはあまり良くないとされています。

けれど、10月31日はぼくの中ではハロウィンで、子どもたちの笑顔が見たかった。

 

小学生の頃、道に落ちてる百円玉を拾って喜んだ日があったように、近所のおじさんがペンをくれて喜ぶ日があったっていいと思う。

 

そんな偶に発生する予期せぬラッキーなイベントがあるから、かんたんに人生は降りられないのだ。だから人生は面白いのだ。

と自己正当化を果たしたところで、筆を置きたいと思います。

 

 

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