「SDGsのゴール7」についてカンタンに解説していきます!
【SDGs】ゴール7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに
ゴール7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに
すべての人々が、手頃な価格で信頼性の高い持続可能で現代的なエネルギーを利用できるようにする
2010年までの20年間で、新たに17億人が電力を利用できるようになりました。しかし、依然として今も5人に1人が電力を利用できていません。
化石燃料に依存してきた経済活動が危機的な気候変動をもたらしていることを踏まえ、2030年までに誰もが持続可能で現代的なエネルギーを利用できるようにすることが求められています。
そのためには、全世界のエネルギーシステムを転換し、再生可能エネルギーを大幅に増やす必要があるのです。
現状
- 世界人口の13%は、依然として現代的電力を利用できていない。
- 30億人が薪、石炭、木炭、または動物の排せつ物を調理や暖房に用いている。
- エネルギーは気候変動を助長する最大の要素であり、全世界の温室効果ガス排出量の約60%を占めている。
- 家庭でのエネルギーとして可燃燃料使用による屋内空気汚染で、2012年には430万人が命を失った。
- エネルギー最終消費に再生可能エネルギーが占める割合は17.5%である。
- 世界の再生可能エネルギーを使った発電量の割合は、カナダが65%、ドイツが33%、イギリスが29%、日本は16%となっている(2017年)
ターゲット
7.1)2030年までに、安価かつ信頼できる現代的エネルギーサービスへの普遍的なアクセスを確保する。
7.2)2030年までに、世界のエネルギーミックスにおける再生可能エネルギーの割合を大幅に拡大させる。
※エネルギーミックス:エネルギーを生み出す際の、発生源となる石油、石炭、原子力、天然ガス、水力、地熱、太陽熱など一次エネルギーの組み合わせ、配分、構成比のこと。
7.3)2030年までに、世界全体のエネルギー効率の改善率を倍増させる。
7. a)2030年までに、再生可能エネルギー、エネルギー効率および先進的かつ環境負荷の低い化石燃料技術などのクリーンエネルギーの研究および技術へのアクセスを促進するための国際協力を強化し、エネルギー関連インフラとクリーンエネルギー技術への投資を促進する。
7. b)2030年までに、各々の支援プログラムに沿って開発途上国、特に後発開発途上国および小島嶼開発途上国、内陸開発途上国のすべての人々に現代的で持続可能なエネルギーサービスを供給できるよう、インフラ拡大と技術向上を行う。
取り組み事例
日本航空株式会社のゴール7への取り組み事例を紹介します。
日本航空は、木材や藻から作られるバイオジェット燃料に代替することで、CO2の削減を目指しています。さらに、バイオジェット燃料の製造会社へと出資をするなどと、CO2の排出量削減に向けて積極的に取り組んでいます。
また、国産のバイオジェット燃料の生産も進めており、東京オリンピックの開催時に国産バイオジェット燃料で運航することと、2030年の国産バイオジェット燃料の普及を目指しています。
日本航空が取り組んでいるように、燃料自体を変えていくなど根本的にエネルギーを見直すことが求められているのです。
いま私たちにできること
- 着る枚数を変える。
できるだけ洋服の着る枚数で、調整しよう。
- 歩いて移動する。
健康のためにも、一駅手前で降りて歩こう。
- 使っていない家電はコンセントから抜く。
電化製品の主電源を切ったリ、コンセントから抜こう。
- 部屋の電気を消す。
人がいない部屋の電気はこまめに消そう。
- エアコンのフィルターの掃除する。
消費電力を削減するために定期的に掃除をしよう。
ぼくたちは当たり前に電力を使っているので、電力が使えない世界を想像することがありません。
しかし、世界には未だ電力を使えない人が、5人に1人いるのです。安定的に電力にアクセスできるか否かは、不便なだけでなく、格差にも繋がってきます。改めて、SDGsは相互関係であると認識し、どんなに小さくてもできることに取り組んでいくことが大切なのです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!!
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