「SDGsのゴール1」についてカンタンに解説していきます!
【SDGs】ゴール1:貧困をなくそう
ゴール1:貧困をなくそう
あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる
約7億人は1日1.9ドル未満(日本円で約200円)の極度の貧困状態で暮らしています。
気候変動や紛争、食料不安といった新たな脅威によって、この貧困層の割合はされに増加することが予想されます。その中、貧困の解消はSDGsを達成するために不可欠な目標なのです。
現状
- 世界人口の約10%にあたる7億人以上が1日1.9ドル未満(日本円で約200円)で生活する極度の貧困状態にある。
- 極度の貧困の中で暮らす人々のほんとどが南アジアとサハラ以南アフリカに集中している。
- 全世界の25〜34歳で極度の貧困状態で暮らす人々は、男性100人につき女性122人となっている。
- 日本で相対的貧困状態の17歳以下は14%で、7人に1人の子どもが貧困状態にある。
ターゲット
1.1)2030年までに、現在1日1.25ドル未満で生活する人々と定義されている極度の貧困をあらゆる場所で終わらせる。
1.2)2030年までに、各国で定められたあらゆる貧困状態にあるすべての年齢の男性、女性、子供の割合を半減させる。
1.3)各国において最低限の生活水準の達成を含む適切な社会保障制度や対策を実施し、2030年までに貧困層や弱い立場にある人々に対して十分な保護を達成する。
1.4)2030年までに、すべての男女、特に貧困層や弱い立場にある人々が、経済的資源に対する平等の権利がもてるようにするとともに、基本的サービス、土地やその他の財産に対する所有権と管理権限、相続財産、天然資源、適正な新技術、マイクロファイナンスを含む金融サービスが利用できるようにする。
1.5)2030年までに、貧困層や状況の変化の影響を受けやすい人々のレジリエンスを高め、極端な気候現象やその他の経済、社会、環境的な打撃や災難に見舞われたり被害を受けたりする危険度を小さくする。
1. a)あらゆる面での貧困を終わらせるための計画や政策の実施を目指して、開発途上国、特に後発途上国に対して適切で予測可能な手段を提供するため、開発協力の強化などを通じ、さまざまな供給源から相当量の資源を確実に動員する。
1. b)貧困をなくす取り組みへ投資拡大を支援するため、国、地域および国際レベルで、貧困層やジェンダーに配慮した開発戦略にもとづく適正な政策的枠組みを構築する。
取り組み事例
UCC上島珈琲株式会社とJICA(国際協力機構)のゴール1への取り組み事例を紹介します。
アフリカ東部に位置するエチオピアでは、現金収入を得るための農地開拓や木材採取によって、森の木々が伐採され、森林面積は約20%も減少していました。
そこで、JICAは、2003年から森林を伐採せずに自生するコーヒーに付加価値を付けることで、地域住民の経済力向上を図るプロジェクトを実施します。
2014年からUCCが地域住民への技術指導に加わり、品質の良い高品質のコーヒーをつくり、UCCが買い取ることで地域住民の収入アップを実現しています。
収入向上によってゴール1に寄与するだけでなく、生産性向上や森林保護にも取り組み、ゴール8(働きがいも経済成長も)やゴール15(陸の豊かさも守ろう)に貢献しています。
いま私たちにできること
- こども食堂について調べる。
こども食堂とは何のか、そして、その目的や背景についても調べてみよう。
- フェアトレードの商品を選ぶ。
発展途上国の生産者と、適正な価格で取引している商品を選ぼう。
- 支援団体への寄付をする。
どこの支援団体がいいか検討し、寄付してみよう。
- ボランティア活動に参加する。(募金や学習支援など)
自ら直接、ボランティア活動に参加してみよう。
日本にいると貧困の問題は、なかなか実感しづらいかもしれません。しかし、7億人もの人々が極度の貧困状態にあり、日本でも子どもの7人に1人が貧困状態にあるのです。
まずは、現状を知り自分ごととして捉える、そして、少しでも貧困を減らせるような行動を選んでいきたいですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます!!
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