【今週の1冊】自分の中に毒を持て

 

ムラホ!!

大石祐助です!

 

今週の1冊は岡本太郎さんの『自分の中に毒を持て』です。

 

岡本太郎さん言えば、「芸術は爆発だ」という発言や「太陽の塔」のイメージが強いのではないでしょうか。ぼくもその印象と、小学生の校外学習で「岡本太郎美術館」に行ったなという記憶があるくらいです。

 

正直そのようなイメージしかなかったので、本を読んでみて驚きました。こんな思想があって、あのような作品が生まれていったのだと、、。

 

岡本太郎さんの作品といえば、赤、緑、青、黒、白など鮮烈な色づかいと、太く勢いのある線など、その絵からは力強い印象を受けます。著書も同様に、力強い言葉の数々が並んでいました。たとえば、、、

 

「システムの中で安全に生活することばかりを考え、危険に体当たりして生きがいを貫こうとすることは稀である。自分を大事にしようとするから、逆に生きがいを失ってしまうのだ」

 

この一節を読んだとき、ハッとさせられました。無自覚のうちにシステムの中で、どう上手く生きようかを考えてしまっているなと。

 

私たちは、様々なシステムの中で生きています。学校というシステム、会社というシステム、資本主義のような大きなシステム。自分たちは、そういったシステムの中で生きているんだということを、一度でも自覚することが重要だと考えさせられます。

 

その上で、システムの中で安全に生活するために生きるのか。危険を冒してでも、生きがいを求めるのか。0か1かで語れるものではないですが、時おり立ち止まって意識しないと、システムの中で生きていること、その安全のためだけに生きていることに気づかなくなります。

 

このように何度も、何度も考えさせられる1冊が『自分の中に毒を持て』です。

 

読み終える頃には、どうしても岡本太郎さんの作品が見たくなり「岡本太郎美術館」へ行ってしまいました。力のこもった言葉に、いつの間にか心だけでなく身体も動いていました。

 

その美術館で流れているインタビュー映像での発言にも胸を打たれました。

 

「手先だけでまねたものは、線が死んでいる。精神でかかないといけない」

 

これは芸術作品だけのことではないと思います。小手先だけ、外見だけ、言葉だけ繕っても、人の心を動かすことはできない。つまり、死んでいる。それが、精神から出てきたものでない限りは。

 

岡本太郎さんは「生きること=芸術」ともおっしゃっていました。だからこそ、絵や彫刻だけでなく、本や写真などその精神を様々な形で表現していたのではないかと思います。

 

その作品に触れてみると、現在も若い世代に大きな影響を与えているのが分かります。そこには、多くの人を魅了する「精神」があります。とくに若い世代を魅了する「精神」があります。ぜひ、触れてみてください。

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

自分の中に毒を持て<新装版>

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