ムラホ!!
大石祐助です!
今週の1冊は、見城徹さんの『読書という荒野』です。幻冬舎の代表取締役社長で、創業者です。
以前から気になっていたのですが、本屋でたまたま見つけて、ついに買うに至りました。本屋は、こういう出会いがあるから、面白いです。なかなか運命の出会いは、ないのですが、、、笑
ただ今回は、運命の出会いでした。このタイミングで、見城さんに出会えて、本当によかった。
読書をしていて、こんなに時間が濃かったことはないです。言葉ひとつひとつの濃度が高いのだと思います。
見城さんがこれまで読んできた本や、仕事をしてきた作家さんを通して、究極の読書論が語られています。
「読書とは自己検証、自己嫌悪、自己否定を経て、究極の自己肯定へと至る、最も重要な武器である。生きていくということは矛盾や葛藤を抱えて、それをどうにかしてねじ伏せるということだ」
見城さんの読書論を読んでいると、鈍器で頭を殴られたような感覚になります。自分は、なんて浅はかだったんだろうと。
これまでの自分は、本に効率を求めていたのだと思います。
初めて本に出会ったときの衝撃を求めて、インスタントに人生を変えてくれるような本を求め、効率重視の読み方をしていました。
もちろん場合によっては、そのような読み方が必要ときもあります。 しかし、今までの自分は浅かった。そう言わざるを得ないです。
考えることを放棄していた。言葉をなぞるだけで、思考していなかった。答えだけを求めていた。
たとえ苦しくても考え抜いて、自ら言葉を紡ぎ出す。
その過程こそが、人生を変え得る大切な要素だったのだと思います。その過程を通じて、成長していけるのだと思います。
正しい、正しくないではない。良い、悪いでもない。でも、自分の未熟さを恐ろしく痛感しました。世界は、もっともっと広いのだ。
見城さんは、そのことを教えてくれました。
今、気づけて本当によかったです。
認識者から実践者へ。本当の意味での実践者へ。
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