STORY

 

こんにちは!!
大石祐助です!

 

なぜブログを書いているのか?少し紹介させてください。

 

ぼくは、

 

ふつうに小学校へ行き、校庭を走り回り、
ふつうに中学校へ行き、反抗期になって、
ふつうに高校へ行き、部活で汗を流し、
ふつうに大学へ行き、バイトして遊んで、
ふつうに就職しました。

 

「みんなと一緒」

「いい大学に行って、いい会社に入る」

 

ここ最近までこれが普通で、当たり前だと思って生きてきました。

 

幼い頃から「周りの目を気にして、周りに合わせて」生きてきました。

みんなと違うと、大きな不安や恐怖を抱いていました。ぼくは、親や学校の先生、友達の言うことを何も考えずに、それが普通で、当たり前だと思って生きてきました。

 

いま思えば、完全に「思考停止」していたのだと思います。

 

自分の頭で自分の人生について考えることをしてこなかった22年間。当たり前のように就職活動は失敗。おそらく100社以上は落ちました。

自分はなんて無力なのだろうと絶望しました。最後の最後に頼れるのは、自分自身しかいないのだと痛感しました。

 

この挫折で私は22年間で初めて

 

「成長したい」

「強くなりたい」

 

と自分で考えるようになりました。

最終的には唯一、拾ってくれた会社に行きました。地方の中小企業です。この会社との出会いで、ぼくの人生が変わり始めます。

 

1つの会社と出会い、1冊の本と出会い、世界が変わりました。入社前の課題の読書感想文でした。松下幸之助さんの『若き社会人に贈る言葉』でした。

 

この『若き社会人に贈る言葉』に感銘を受けました。内容はもちろんだったのですが、「本」というものに衝撃を受けたのを今でも覚えています。

そこから仕事をしながら3年で600冊以上は読んだと思います。それまで読んだことがあったのは『かいけつゾロリ』くらいだったぼくがです。

 

沢山の人と本の中で出会い、自分が生きていた世界の狭さを思い知りました。少しずつですが、成長しているように感じていました。

 

しかし、働くということは、正直甘くなったです。

会社に入って1年も経つと、様々なことが起こりました。休日出勤、大好きな祖母の死、職場の人間関係、友人が心の病に……、こんなに苦しい思いをしてまで、「何で働いているのだろう?」「何で生きているのだろう?」と毎日考えるようになりました。

 

でも答えなんか見つからず、苦しかった。ほんとうに辛かった。

いっそのこと、あのトラックが急に暴走して自分のことをひいてくれないかなと本気で思ったこともありました。自分で死ぬ勇気はなかったから。

この時、読み漁った本の中で出会った、1人の先生の言葉に救われました。

 

「いま死ねない理由が、生きる理由になる」

 

トラックにひかれたいと思うと、この言葉が出てきました。

「いま、死ねないな」「死にたくない」

と心の底から出てきました。

 

「なんで死ねないのだろう?」

 

両親や妹たちに何も返せてないな、親友たちも悲しませるかな、見てみたい景色がたくさんあるな、この世界に何も残せてないな……、まだやりたいことが沢山ある。

涙と共に死ねない理由が心から湧き出てきました。

 

同時に生きたいと。

 

ぼくは今まで、おとうさん、おかあさん、おばあちゃん、おじいちゃん、妹、友達、学校の先生、会社の社長、職場の仲間、とたくさんの人から、たくさんの恩を受け取ってきました。だから今の自分があります。

 

恩は色々なところにあります。

恩を贈ってくれるのは、身近な人だけじゃないのです。朝起こしてくれる目覚まし時計も、会社へ向かう時に乗る電車も、笑顔をくれるコンビニの店員さんもです。すべてに、そこに関わる人の恩があります。

毎日、毎分、毎秒、色んな人からたくさんの恩を受け取って生きています。自分はたくさんの恩で溢れていることに気がつきました。

 

そして、今度は、自分が恩を贈る番だと。

 

ぼくは「恩贈り」という人生観を果たすために生きようと。恩を贈るために自分の命を使い切ろうと決めました。
今まで、みんなから受けてきた恩を。この恩を贈りたい。そのために生きたい。

 

次は自分が恩を贈り、世界を変える番だと。

 

ぼくは「恩贈り」という人生観を実践するために、3年4ヶ月前勤めた会社を辞め、世界へ飛び出しました。

アフリカという今よりも、もっと厳しい環境に身を置き、もっともっと成長して、たくさんの恩を贈れるようにと。

 

ところが、新型コロナウイルスが世界中に猛威を奮いました。

ぼくも例外でなく影響を受け、2年間あった任期のうち1年ほどしかアフリカで活動することが叶いませんでした。とはいえ、その現地での日々は刺激的で貴く、人生の宝物となりました。

 

怒涛の2年間を終え、より感謝の気持ちが強くなりました。

またしても恩を受け取ることになったのです。アフリカ、ルワンダの人たちの優しさ。コロナ禍でありながら、再赴任できたこと。そして、この平和な時代に、この恵まれた国で生まれたという奇跡。

こんなにもたくさんの恩は、一生かけても贈りきれません。

 

けれど、少しでもこの恩を返して、この世界を去ると決めています。

現在は会社員として、「恩贈り」という理念を実現していきます。また、ブログなどでの発信も続け、だれかに勇気や希望を贈れるよう努めてまいります。